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ARCT(比較試験)で確認PEI7.2/10経口

緑茶エキス(経口・規格化抽出)3本の論文で評価

Green Tea Extract (Oral)

カテキン類複合・体重・脂質 RCT・EGCG 単体と差別化・USP 800mg/日警告

3 件の論文最終更新: 2026-05-14有効量: 270–800mg

総カテキン 270-1,200mg/日

Hursel 2009 メタ11 RCT で体重・腹囲有意低下(n=600)

診断結果を見る →

SciBase 論文エビデンス指数 PEI(v2.2)

信頼度 100%

7.2/ 10
論文数0.9 / 3.0
RCT/メタ解析3.0 / 3.0
最新性1.3 / 2.0
ヒト試験2.0 / 2.0

論文 3 本(RCT 0 / メタ解析 3 / 直近 15 年 2

評価 A は実用判断、PEI は論文の量と質の客観指標。両者は別軸として読みます。

→ PEI(論文エビデンス指数)の計算方法を見る

本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。 掲載内容は論文エビデンスに基づき独立して評価しています。

ポイント

ひとことで

カテキン類複合・体重・脂質 RCT・EGCG 単体と差別化・USP 800mg/日警告

こんな人に

体重管理補助希望 / 脂質プロフィール改善補助

推奨用量

270–800mg/日(総カテキン・USP上限 EGCG 800mg/日)

使用期間

効果評価まで8-12週・体重・脂質3ヶ月で再評価

参照論文

3

この成分について

緑茶エキス経口(GTE)は緑茶葉から総カテキン70-90%・EGCG 30-50%を規格化抽出したサプリで、Polyphenon E®等が代表。

メタ解析でカテキン+カフェインの体重・腹囲低下、LDL-C・総コレステロール改善が示唆される。研究用量は総カテキン270-1,200mg/日(EGCG換算100-400mg)・食事と一緒で肝毒性リスク低減。

USP警告でEGCG 800mg/日超は肝毒性リスク・空腹時投与でリスク増。ワルファリン併用・肝疾患・カフェイン過敏・妊娠/授乳は要注意。

こんな人に特に関係する

体重管理補助希望

脂質プロフィール改善補助

規格化複合カテキン希望(EGCG 単体ではなく)

緑茶飲用習慣あるが摂取量不足

主要研究

メタ解析・SRInternational Journal of Obesity2009年n=600

Hursel R et al. メタ解析 11 RCT 統合・緑茶カテキン+カフェイン併用で体重・腹囲・体脂肪率有意低下・カフェイン単独より有意

▶ 論文タイトル(英語)

The effects of green tea on weight loss and weight maintenance: a meta-analysis

メタ解析・SRAmerican Journal of Clinical Nutrition2013年n=1,133

Liu K et al. メタ解析 17 RCT 統合 n=1,133・緑茶 GTE で空腹時血糖・空腹時インスリン軽度改善・HbA1c は有意差なし

▶ 論文タイトル(英語)

Effect of green tea on glucose control and insulin sensitivity: a meta-analysis of 17 randomized controlled trials

メタ解析・SRPhytotherapy Research2017年n=1,500

Mardla R et al. メタ解析・緑茶カテキン補給で LDL-C・総コレステロール有意低下・HDL-C・トリグリセリドは有意差なし

▶ 論文タイトル(英語)

Effect of green tea catechins on lipid profile: a systematic review and meta-analysis

このエビデンスをどう読むか

A

厳密な比較試験で確認

RCT(ランダム化比較試験)

なぜ信頼できるか

プラセボ群との厳密な比較実験。バイアスが抑えられており、因果関係を論じられる研究形式。

どの程度効果を期待できるか

効果の可能性が高い。ただし研究数がSランクより少ないため、個人差が出やすい場合もある。

限界・注意点

研究数・サンプルサイズが限られるものも含む。メタ解析で検証されていないものはSに昇格しない。

このランクの成分をどう扱うか

取り入れる価値が十分ある。効果が出なければ3ヶ月を目安に見直すと良い。

摂取ガイド(論文ベース)

有効量270–800 mg/日(総カテキン・USP上限 EGCG 800mg/日)
タイミング食事と一緒(肝毒性リスク低減)・空腹時は吸収高いがリスク高
継続期間効果評価まで8-12週・体重・脂質3ヶ月で再評価

よくある疑問

11
Q. 緑茶エキス(経口・規格化抽出)に科学的な効果はありますか?

エビデンスランクAです。RCT(ランダム化比較試験)という厳密な比較実験で根拠が確認されています。代表的な研究では「Hursel R et al. メタ解析 11 RCT 統合・緑茶カテキン+カフェイン併用で体重・腹囲・体脂肪率有意低下・カフェイン単独より有意」が示されています(International Journal of Obesity・2009年・600人対象)。口コミや広告ではなく、査読済み論文のみを根拠としています。

Q. 緑茶エキス(経口・規格化抽出)はどんな人に向いていますか?

特に次のような方に向いています:体重管理補助希望、脂質プロフィール改善補助、規格化複合カテキン希望(EGCG 単体ではなく)、緑茶飲用習慣あるが摂取量不足。逆に、すでに食事からこれらの栄養素を十分に摂取できている方や、該当する悩みがない方は優先度が下がります。まず自分が当てはまるかどうかを確認することが、失敗しない成分選びの出発点です。

Q. 緑茶エキス(経口・規格化抽出)の有効量はどのくらいですか?

論文で効果が確認されているのは270〜800 mg/日(総カテキン・USP上限 EGCG 800mg/日)です。タイミングは「食事と一緒(肝毒性リスク低減)・空腹時は吸収高いがリスク高」が推奨されています。この量を下回ると研究で示された効果が得られない可能性があります。市販品の中には有効量に満たないものもあるため、配合量の確認が重要です。

Q. 緑茶エキス(経口・規格化抽出)はどのくらいの期間で効果が出ますか?

効果評価まで8-12週・体重・脂質3ヶ月で再評価。多くの方が数週間で諦めてしまいますが、研究で効果が確認されているのはいずれも継続使用が前提です。途中でやめてしまうと、蓄積されたはずの効果が失われる可能性があります。少なくとも研究期間と同程度の継続を目標に設定することを推奨します。

Q. 緑茶エキス(経口・規格化抽出)の副作用はありますか?安全に使えますか?

報告されている副作用:軽度胃腸不快感、頭痛・不眠(カフェイン含有時)、稀に肝機能異常(高用量・空腹時)、便秘、AST/ALT 上昇。特に肝疾患既往、ワルファリン服用中、妊娠・授乳(高用量)、カフェイン過敏症(脱カフェイン品でも残留あり)、鉄欠乏性貧血(吸収阻害)の方は使用前に医師に相談してください。適切な用量・タイミングを守ることで、多くの方が問題なく使用できます。不安がある場合は医師・薬剤師への相談を推奨します。

Q. 緑茶エキス(経口・規格化抽出)と薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?

ワルファリンとの併用:併用には注意が必要です。ビタミン K 含有で抗凝固効果減弱・INR 低下リスク 鉄サプリ・鉄含有食事との併用:併用には注意が必要です。タンニンで非ヘム鉄吸収阻害(30-60% 低下) ベータブロッカー(ナドロール等)との併用:経過観察が推奨されます。緑茶カテキンが OATP1A2 トランスポーター阻害でナドロール血中濃度低下 服薬中の方は自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。

Q. EGCG 単体と緑茶エキスどちらがいいですか?

目的・安全性で選択です。

【EGCG 単体】Polyphenon E® 等高純度品(90%+)・特定機序研究向け・肝毒性リスクやや高い(高純度・空腹時で集中曝露)。

【緑茶エキス(複合)】総カテキン 70-90%・EGCG 30-50% 規格・他カテキン(EGC/ECG/EC)との複合で肝毒性リスクやや低いとの議論・伝統的緑茶飲用に近い。

【まとめ】肝毒性リスク低減重視 → 緑茶エキス(複合)・特定機序狙い → EGCG 単体・両方ともEGCG 換算 800mg/日超は USP 警告で避ける。

Q. 肝臓に悪いって本当?

高用量・空腹時投与でリスク・適切用量・食事と一緒で安全です。

【背景】USP 2018 で EGCG 800mg/日超でヒト肝毒性症例報告(黄疸・AST/ALT 上昇)多数・空腹時投与でリスク増。

【リスク低減】EGCG 換算 400mg/日以下を食事と一緒に摂取で安全域・肝機能既往・肝疾患症状(黄疸・倦怠・上腹部痛)あれば中止。

【まとめ】3ヶ月超使用なら AST/ALT 値モニタリング・症状あれば即時中止・消化器内科相談。

Q. ワルファリンと一緒に飲んでも大丈夫?

要注意(ビタミン K 含有・処方医に相談を)です。

【背景】緑茶葉はビタミン K(凝固因子合成補因子)含有・ワルファリンの抗凝固効果を減弱・INR 低下リスク。

【対応】ワルファリン服用中は緑茶エキス併用回避が安全・どうしても使用する場合は処方医相談・INR モニタリング頻回化・摂取量を一定に保つ。

【まとめ】ワルファリン服用中は処方医に相談を・自己判断併用しない・DOAC(リバーロキサバン等)はビタミン K 影響少だが念のため処方医相談。

Q. 脱カフェインの緑茶エキスはありますか?

あるがカフェイン完全ゼロではない点に注意です。

【背景】緑茶エキスは元来カフェイン含有(5-15% 程度)・脱カフェイン処理(ethyl acetate/CO2 抽出)で 97-99% 除去・残留 1-3%程度・完全ゼロではない。

【選択基準】カフェイン過敏症・夕方以降の摂取・妊娠中は脱カフェイン品選択・体重減量目的ならカフェイン併用品の方が論文効果サイズ大。

【まとめ】商品ラベルに「decaffeinated」「caffeine-free」「<1mg caffeine」明記品を選択・カフェイン感受性は個人差大で少量試行から開始。

Q. 緑茶を飲めば同じ効果ありますか?

論文用量再現には大量飲用必要・規格化抽出が現実的です。

【背景】論文用量 EGCG 200-400mg/日は 緑茶 4-10 杯/日(中濃度) 相当・現実的でない・規格化抽出物の方が用量管理確実。

【飲用利点】伝統的緑茶飲用は他成分(テアニン・カフェイン・他カテキン)バランス・抗酸化・水分補給・社会習慣の利点あり。

【まとめ】伝統的緑茶飲用 2-4 杯/日 + 規格化抽出物 EGCG 200-400mg/日の組合せが研究的に支持・安全範囲。緑茶飲用のみで論文効果再現は困難。

副作用・注意事項

副作用の可能性

  • ·軽度胃腸不快感
  • ·頭痛・不眠(カフェイン含有時)
  • ·稀に肝機能異常(高用量・空腹時)
  • ·便秘
  • ·AST/ALT 上昇

注意が必要な方

  • ·肝疾患既往
  • ·ワルファリン服用中
  • ·妊娠・授乳(高用量)
  • ·カフェイン過敏症(脱カフェイン品でも残留あり)
  • ·鉄欠乏性貧血(吸収阻害)

飲み合わせ・医薬品との相互作用

添付文書・FDA警告・査読論文をもとに、併用に注意が必要な医薬品をまとめています。

要注意エビデンス:実証

ワルファリン

作用機序:ビタミン K 含有で抗凝固効果減弱・INR 低下リスク

推奨行動:ワルファリン服用中は処方医相談・併用回避が安全・摂取量一定に保つ

出典:Drugs.com Green Tea Interactions

要注意エビデンス:実証

鉄サプリ・鉄含有食事

作用機序:タンニンで非ヘム鉄吸収阻害(30-60% 低下)

推奨行動:鉄欠乏性貧血・鉄サプリ併用時は服用間隔を 2-3 時間ずらす

出典:American Dietetic Association

要経過観察エビデンス:実証

ベータブロッカー(ナドロール等)

作用機序:緑茶カテキンが OATP1A2 トランスポーター阻害でナドロール血中濃度低下

推奨行動:ベータブロッカー服用中は処方医相談・併用は時間ずらす

出典:Misaka 2014 Clin Pharmacol Ther

該当する薬を服用中の方は、自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。本項は一般的な情報提供であり、個別の診療・処方判断の代替ではありません。

この問題を回避できる代替候補

上記の薬を服用中・体質的に併用できない方には、同じ悩みに対応しつつ同系統の薬剤干渉を持たない成分を選んでいます。

※ 候補は元成分と同じ系統の薬剤干渉を持たないものに限定していますが、各成分にも個別の注意事項があります。リンク先の飲み合わせ欄を必ず確認し、最終判断は医師・薬剤師にご相談ください。

この成分の始め方

1

有効量を確認する

1日270〜800mg/日(総カテキン・USP上限 EGCG 800mg/日)を目安にする。この量が論文で効果を確認した用量。

2

タイミングと使い方

食事と一緒(肝毒性リスク低減)・空腹時は吸収高いがリスク高

3

効果が出るまでの期間

効果評価まで8-12週・体重・脂質3ヶ月で再評価

この成分を一言で

緑茶エキス(経口・規格化抽出)RCT(ランダム化比較試験)という厳密な比較実験効果が確認されている成分です。特に 体重管理補助希望・脂質プロフィール改善補助 に向いています。始めるなら 270〜800mg/日(総カテキン・USP上限 EGCG 800mg/日)を食事と一緒(肝毒性リスク低減)・空腹時は吸収高いがリスク高から。効果の実感には効果評価まで8-12週・体重・脂質3ヶ月で再評価が目安です。なお、軽度胃腸不快感の報告があるため、体調に合わせて量を調整してください。

最終更新:2026-05-14 / 参照論文:3

本ページの情報は医療的アドバイスを提供するものではありません。 サプリメントの使用前には医師・薬剤師にご相談ください。特に処方薬を服用中の方は、サプリメントとの併用について必ず医師・薬剤師にご相談ください。自己判断での併用はお控えください。掲載内容は論文情報の提供を目的としており、効果・効能を保証するものではありません。

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