カルノシン
Carnosine
糖化(AGEs)の抑制・テロメア保護・脳機能への関与が研究で確認されている
肌のくすみ・シワが「年齢のせい」だと思っているなら、食後の血糖スパイクを放置していないか確認してほしい。毎日3回の食事が、肌のコラーゲンを少しずつ焼いている。
糖化ストレスが高い肌でのシワ形成速度(Danby 2010, J Am Acad Dermatol)
糖化とは、糖(グルコース・フルクトース)がタンパク質や脂質と反応して「AGEs(最終糖化産物)」という老化産物を生成するプロセスだ。AGEsは体内に蓄積し、タンパク質の機能を劣化させる。
皮膚老化に最も直接的な影響があるのはコラーゲンの糖化だ。コラーゲン線維がAGEsによって架橋・硬化すると、弾力を失い、黄みがかったくすみ・深いシワ・たるみとして現れる。日焼けが一番の皮膚老化原因と言われるが、糖化は「紫外線を避けても進行する内側からの老化」として研究者から注目されている。
Danby (2010, Journal of the American Academy of Dermatology) は、高血糖状態が持続することでコラーゲン・エラスチンのAGEs化が加速し、皮膚弾力を失わせることを詳述している。特に真皮の最も重要な構造タンパク質であるコラーゲンI型・III型がAGEsによる架橋を受けると、コラーゲン線維が太くて硬い束になり、皮膚の柔軟性が失われる。
血糖スパイクのたびにAGEsが生成される。1日3食で高GI食品を摂り続けると、数年でコラーゲンのAGEs架橋率が蓄積する。さらにAGEsはRAGE(AGEs受容体)に結合し、炎症カスケードを引き起こす。Inflammaging(老化による慢性炎症)のループがここで形成される。
脳では、神経細胞のタンパク質がAGEs化することで認知機能低下と関連する。血管では、動脈壁コラーゲンのAGEs化が動脈硬化・血圧上昇の要因となる。糖化は皮膚だけでなく全身の老化を加速させる。
AGEs対策の最も根拠があるアプローチは血糖スパイクの抑制だ。食物繊維を先に食べる(ベジタブルファースト)、GI値の高い食品を控える、食後30分以内に軽い歩行をするといった行動変容が最も効果が大きい。
成分ベースでは、カルノシン(糖化反応を競合的にブロック)、ベルベリン・EGCG(血糖スパイク抑制)、α-リポ酸(AGEs産生を抑制する抗酸化物質)の組み合わせが研究されている。いずれも食事・運動による血糖管理の「補助」として位置づけるのが正確で、サプリだけで糖化を止められるものはない。
外用では、ナイアシンアミドがAGEs関連の皮膚くすみに関与するという研究があるが、根本は体内のAGEs産生量を下げることだ。
はい。高温調理(焼く・揚げる・グリル)した食品には「外因性AGEs」が多く含まれます。特に肉・チーズを高温で調理したものが多い。ただし体内で産生される「内因性AGEs」の方が量が多く、食事AGEsはその補助的な要因です。食事AGEsを完全に避けることより、血糖スパイクを抑えることの方が科学的根拠が強いです。
一度タンパク質に架橋したAGEsを直接除去する方法は現時点では確立されていません(ALT-711などのAGEs架橋切断薬は臨床試験中)。現実的なアプローチは「これ以上蓄積させない」ことで、血糖コントロール・抗酸化成分・カルノシンがその補助となります。
AGEsはメイラード反応の産物として黄褐色を呈します。真皮コラーゲンがAGEs化すると、肌が黄みがかった「老けたくすみ」として現れます。これは紫外線によるメラニン型の「シミ」とは異なり、外用美白成分だけでは対処が難しいタイプです。根本的には糖化自体を抑制することが重要です。
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糖化(AGEs)の抑制・テロメア保護・脳機能への関与が研究で確認されている
Berberine
血糖・脂質代謝への関与がメタ解析で示されている「植物性メトホルミン」
EGCG (Epigallocatechin Gallate)
抗酸化・脂肪代謝・認知機能への関与がメタ解析で示されている
Alpha-Lipoic Acid (ALA)
水溶性・脂溶性両方で機能する抗酸化成分。糖化・炎症への関与が示されている
Niacinamide
メラニン産生抑制・バリア機能改善がRCTで示されている
Vitamin C (Oral)
免疫機能・皮膚コラーゲン合成・抗酸化への関与がメタ解析で確認されている