ビタミンD
Vitamin D
免疫機能・骨密度・慢性炎症への関与がメタ解析で確認されている
ビタミンDが不足している状態は、免疫が弱く・骨が細く・気分が落ちやすい状態を同時に招く。しかも自覚症状がない。「知らないまま10年」が最もコストが高い。
日本人成人のビタミンD不足率推定値(2014年 国立環境研究所)
ビタミンDの主要な供給源は「日光照射による皮膚内合成」だ。紫外線B波(UVB)が皮膚のコレステロール前駆体に当たることで、ビタミンD3が合成される。問題は現代の生活習慣だ。
室内勤務・日焼け止め使用・衣服による遮蔽・高緯度(日本は北緯31〜45度)・冬季の日照不足が重なると、食事だけでは必要量を補えなくなる。加えて、日本の食事に含まれるビタミンDは主に魚(サーモン・イワシ・サバ)だが、週に2〜3回以上食べている人は少数だ。
ビタミンDは「ビタミン」と呼ばれているがステロイドホルモンの一種で、体内のほぼ全ての細胞にビタミンD受容体(VDR)が存在する。
①骨密度: カルシウムの腸管吸収率を2〜4倍高める。不足すると骨粗鬆症リスクが上昇。②免疫: T細胞・マクロファージの機能調節、感染症リスク低下がメタ解析で確認(Martineau 2017, BMJ)。③筋力: 筋線維のVDR経由でタンパク質合成を促進。不足すると転倒リスクが上昇。④うつ・気分: 脳内セロトニン合成に関与。低血中D濃度とうつ症状の相関がコホート研究で確認。⑤皮膚老化: 表皮細胞の分化・バリア機能維持に関与。⑥炎症: 慢性炎症マーカー(CRP・IL-6)を低下させることがメタ解析で確認。⑦がん予防: 大腸がん・乳がんリスクとの逆相関を示すコホートが複数存在するが、RCTでの確定的証拠は限定的。
最もエビデンスが強い目標血中濃度は30〜50 ng/mL(75〜125 nmol/L)とされる。
ビタミンDのサプリ選びで重要なのは「D3形態(コレカルシフェロール)」を選ぶことだ。D2(エルゴカルシフェロール)より血中濃度の上昇効率が高い。
1日2000IUから始めるのが成人の安全な出発点とされている。肥満・吸収不良・日照不足が顕著な場合は4000IUが推奨されることもある。ただし、ビタミンDは脂溶性で蓄積するため、過剰摂取(長期の10000IU以上)では高カルシウム血症のリスクがある。
最も確実な方法は「始める前に血液検査(25-OHビタミンD)を受ける」ことだ。20 ng/mL以下なら明らかな欠乏、20〜30なら不足、30以上が目標。マグネシウムはビタミンDの活性化に必須の補因子なので、セットで摂ることが推奨されている。
D3形態が最も血中濃度上昇効率が高い。2000IUから開始が安全な出発点。
欠乏状態が長く続くほど骨・免疫・筋力へのダメージが蓄積する。今すぐ血中濃度を確認すべき。
Vitamin D-3 2,000 IU 240ソフトゲル
ビタミンDの活性化酵素(25-ヒドロキシラーゼ・1α-ヒドロキシラーゼ)の補因子。セット必須。
マグネシウムが不足した状態でビタミンDを摂っても、活性型への変換が阻害される。
High Absorption Magnesium Glycinate 200mg
一般的な成人には1日2000IU(50μg)から始めることが推奨されています。日本の推奨量(600IU)は最低限であり、研究が支持する最適血中濃度(30〜50 ng/mL)を維持するには2000〜4000IUが必要な人がほとんどです。可能であれば事前に血液検査(25-OHビタミンD)で現状を確認してから量を決めるのが最も合理的です。
理論上、ビタミンDがカルシウム吸収を高めることで血管・軟組織へのカルシウム沈着リスクが生じる可能性があり、ビタミンK2(MK-7形態)がこれを骨に誘導する補完作用を持つとされています。ただしヒトでの確定的証拠は限られており、2000IU程度の通常用量では過剰リスクは低いとされています。4000IU以上を長期使用する場合はK2との併用が合理的です。
D3(コレカルシフェロール)を選んでください。複数の研究でD3はD2より血中25(OH)D濃度の上昇効率が高いことが確認されています(Tripkovic 2012, Am J Clin Nutr)。D2は植物由来(ビーガン対応)ですが、効果の面ではD3が優れています。D3の多くは羊毛脂(ラノリン)由来ですが、植物由来(藻類由来)のD3製品も存在します。
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今のサプリを7軸で診断するVitamin D
免疫機能・骨密度・慢性炎症への関与がメタ解析で確認されている
Magnesium
睡眠の質・疲労感への関与がメタ解析で確認されている
Vitamin K2 (MK-7)
骨密度維持・動脈石灰化予防へのRCTが複数存在するビタミン
Calcium
骨密度維持・神経伝達・筋収縮。骨粗鬆症予防でRCTエビデンスが確立
Omega-3 (EPA/DHA)
慢性炎症・心血管・認知機能への関与がメタ解析で確認されている
Magnesium Glycinate
吸収率が高く胃腸への負担が少ないマグネシウム形態。睡眠・ストレスへのエビデンスが最も充実している