オメガ3(EPA・DHA)
Omega-3 (EPA/DHA)
EPAは抗炎症、DHAは脳・網膜。役割の違いがメタ解析で確認されている
L-Tyrosine
ストレス下の認知パフォーマンス改善 RCT・カテコールアミン+甲状腺ホルモン前駆体
n=20
Banderet 1989 軍研究で寒冷ストレス下の認知パフォーマンス維持
SciBase 論文エビデンス指数 PEI(v2.2)
信頼度 100%
論文 3 本(RCT 2 / メタ解析 0 / 直近 15 年 1)
評価 B は実用判断、PEI は論文の量と質の客観指標。両者は別軸として読みます。
→ PEI(論文エビデンス指数)の計算方法を見る本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。 掲載内容は論文エビデンスに基づき独立して評価しています。
ポイント
ひとことで
ストレス下の認知パフォーマンス改善 RCT・カテコールアミン+甲状腺ホルモン前駆体
こんな人に
徹夜・夜勤・寒冷暴露等のストレス下作業 / 認知タスク前のパフォーマンス維持
推奨用量
500–2000mg/単回(ストレス前30-60分)
使用期間
即効型(単回〜短期使用)・長期効果データ限定的
参照論文
3本
L-チロシンは非必須アミノ酸の一種で、ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリン(カテコールアミン)と甲状腺ホルモンの前駆体。
通常時の認知向上効果は限定的だが、強いストレス下(寒冷・睡眠不足)でカテコールアミンを補助し、認知パフォーマンスを維持する効果が研究されている。推奨用量は単回100〜150mg/kg(体重50kgで5〜7.5g)をストレス課題の30〜60分前に空腹時。
MAOI(モノアミンオキシダーゼ阻害薬)は絶対禁忌。甲状腺機能亢進・ADHD治療薬服用中・統合失調症・双極性障害は避ける。
徹夜・夜勤・寒冷暴露等のストレス下作業
認知タスク前のパフォーマンス維持
時差ボケ・シフト勤務適応
ストレス耐性の補助
軍事訓練下の兵士20名にチロシン 100mg/kg×4日で寒冷・低酸素ストレス下の認知パフォーマンス維持(Banderet LE et al.)
Tyrosine maintains military performance during prolonged stressful operations
健常成人14名にチロシン 150mg/kg 単回投与で寒冷暴露下の作業記憶減退を有意抑制(Mahoney CR et al.)
Tyrosine supplementation mitigates working memory decrements during cold exposure
チロシン補給はストレス下・認知過負荷下で効果あり・通常時の認知向上には効果限定的という統合レビュー(Jongkees BJ et al.)
Tyrosine attenuates suboptimal cognitive performance: a review
大規模追跡研究で関連
コホート研究・観察研究
なぜ信頼できるか
大規模な集団を長期追跡した研究。「相関」は示せるが、RCTと違い因果関係の証明は難しい。
どの程度効果を期待できるか
一定の関連性は示されているが、RCTより不確実性が高い。補助的な位置づけが適切。
限界・注意点
生活習慣・食事などの交絡因子を完全に排除できない。単独で判断しないほうが良い。
このランクの成分をどう扱うか
他の成分で不足している軸を補う目的や、副作用が少ない成分なら試す価値がある。
エビデンスランクBです。コホート研究・大規模観察研究で根拠が確認されています。代表的な研究では「軍事訓練下の兵士20名にチロシン 100mg/kg×4日で寒冷・低酸素ストレス下の認知パフォーマンス維持(Banderet LE et al.)」が示されています(Brain Research Bulletin・1989年・20人対象)。口コミや広告ではなく、査読済み論文のみを根拠としています。
ストレス・不安・認知・集中力・集中力・認知パフォーマンスへの対策を後回しにするほど、加齢とともに改善が難しくなる傾向があります。多くの研究で「早期からの継続的なアプローチ」が推奨されており、問題が顕在化してからでは対策の効果が限定的になることも少なくありません。今すぐ始めることと、数年後に始めることでは、長期的な結果に大きな差が生まれます。
特に次のような方に向いています:徹夜・夜勤・寒冷暴露等のストレス下作業、認知タスク前のパフォーマンス維持、時差ボケ・シフト勤務適応、ストレス耐性の補助。逆に、すでに食事からこれらの栄養素を十分に摂取できている方や、該当する悩みがない方は優先度が下がります。まず自分が当てはまるかどうかを確認することが、失敗しない成分選びの出発点です。
論文で効果が確認されているのは500〜2000 mg/単回(ストレス前30-60分)です。タイミングは「ストレス・認知タスク・運動の30〜60分前・空腹時」が推奨されています。この量を下回ると研究で示された効果が得られない可能性があります。市販品の中には有効量に満たないものもあるため、配合量の確認が重要です。
即効型(単回〜短期使用)・長期効果データ限定的。多くの方が数週間で諦めてしまいますが、研究で効果が確認されているのはいずれも継続使用が前提です。途中でやめてしまうと、蓄積されたはずの効果が失われる可能性があります。少なくとも研究期間と同程度の継続を目標に設定することを推奨します。
報告されている副作用:軽度GI不快感、頭痛(高用量時)、まれに不眠。特にMAOI(モノアミンオキシダーゼ阻害薬)服用中・絶対禁忌、甲状腺機能亢進症・バセドウ病、ADHD 治療薬(メチルフェニデート・アンフェタミン)服用中、統合失調症・双極性障害(カテコールアミン過剰リスク)、黒色腫既往(メラニン前駆体・理論的)の方は使用前に医師に相談してください。適切な用量・タイミングを守ることで、多くの方が問題なく使用できます。不安がある場合は医師・薬剤師への相談を推奨します。
MAOI(モノアミン酸化酵素阻害薬・フェネルジン・モクロベミド等)との併用:併用回避が推奨されます。カテコールアミン分解抑制 + 前駆体供給で高血圧クリーゼ(脳出血リスク) 甲状腺ホルモン薬・甲状腺機能亢進治療との併用:併用には注意が必要です。チロシンは T3/T4 前駆体で甲状腺ホルモン合成促進 服薬中の方は自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。
通常時の認知向上効果は限定的です(Jongkees 2015 レビュー)。
【効果が出る条件】L-チロシンは ストレス下でカテコールアミンが枯渇している時に補助する設計の成分。通常時の脳内カテコールアミン濃度は十分で、追加投与しても効果が限定的。
【まとめ】徹夜前・夜勤前・寒冷暴露前・難関試験前・プレゼン前等の 特定ストレス前30〜60分のスポット使用が研究の観点で合理的。毎日継続でなく必要時に使用。
絶対禁忌です。
【機序】MAOI はモノアミン酸化酵素を阻害してカテコールアミン分解を抑制。チロシンはカテコールアミン前駆体で、両者併用で カテコールアミン過剰 → 高血圧クリーゼ(脳出血リスク)が発生しうる。
【判定】MAOI(フェネルジン・モクロベミド等)・伝統的 MAO 阻害食品(高チラミンチーズ等)服用中は完全に避ける。
避けるべきです。
【機序】チロシンは甲状腺ホルモン(T3/T4)の構造骨格成分で、亢進状態にさらに前駆体を供給すると症状悪化リスクがあります。
【判定】バセドウ病・甲状腺機能亢進症・甲状腺嵐の既往がある方は使用回避・甲状腺機能正常の場合も内分泌科の指導の下。
両者の脳到達効率は同等以下で、L-チロシンが標準推奨です。
【L-チロシン】水溶性低い・吸収後に血中・脳血液関門を通過。価格安・標準形態。
【NALT】水溶性高く吸収率が向上するが、N-アセチル化で逆に脳内チロシン濃度上昇が小さいという研究あり(Hoffer 2003)。
【まとめ】価格対効果・標準形態 → L-チロシン、特殊な必要性なし → NALT は基本不要。
相補的に併用可能ですが、過剰刺激に注意。
【機序】カフェインはアデノシン受容体拮抗で覚醒・チロシンはカテコールアミン前駆体補給で認知維持・両者は異なる経路。
【まとめ】徹夜前・難関タスク前のスタックとして使用例多い(チロシン 500-1,000mg + カフェイン 100-200mg)・心拍上昇・不安・不眠に注意・連用は耐性形成リスク。
副作用の可能性
注意が必要な方
添付文書・FDA警告・査読論文をもとに、併用に注意が必要な医薬品をまとめています。
MAOI(モノアミン酸化酵素阻害薬・フェネルジン・モクロベミド等)
作用機序:カテコールアミン分解抑制 + 前駆体供給で高血圧クリーゼ(脳出血リスク)
推奨行動:MAOI 服用中はチロシン併用絶対禁忌
出典:Goldberg 1984 J Clin Psychopharmacol
甲状腺ホルモン薬・甲状腺機能亢進治療
作用機序:チロシンは T3/T4 前駆体で甲状腺ホルモン合成促進
推奨行動:甲状腺疾患治療中は内分泌科相談前提
出典:Drugs.com Tyrosine Interactions
該当する薬を服用中の方は、自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。本項は一般的な情報提供であり、個別の診療・処方判断の代替ではありません。
上記の薬を服用中・体質的に併用できない方には、同じ悩みに対応しつつ同系統の薬剤干渉を持たない成分を選んでいます。
※ 候補は元成分と同じ系統の薬剤干渉を持たないものに限定していますが、各成分にも個別の注意事項があります。リンク先の飲み合わせ欄を必ず確認し、最終判断は医師・薬剤師にご相談ください。
有効量を確認する
1日500〜2000mg/単回(ストレス前30-60分)を目安にする。この量が論文で効果を確認した用量。
タイミングと使い方
ストレス・認知タスク・運動の30〜60分前・空腹時
効果が出るまでの期間
即効型(単回〜短期使用)・長期効果データ限定的
この成分を一言で
L-チロシンはコホート研究・大規模観察研究でストレス・不安・認知・集中力・集中力・認知パフォーマンスへの効果が確認されている成分です。特に 徹夜・夜勤・寒冷暴露等のストレス下作業・認知タスク前のパフォーマンス維持 に向いています。始めるなら 500〜2000mg/単回(ストレス前30-60分)をストレス・認知タスク・運動の30〜60分前・空腹時から。効果の実感には即効型(単回〜短期使用)・長期効果データ限定的が目安です。なお、軽度GI不快感の報告があるため、体調に合わせて量を調整してください。
最終更新:2026-05-13 / 参照論文:3件
L-チロシンと共通の悩み(ストレス・不安・認知・集中力・集中力・認知パフォーマンス)で推奨される成分
Omega-3 (EPA/DHA)
EPAは抗炎症、DHAは脳・網膜。役割の違いがメタ解析で確認されている
Creatine
筋力だけじゃない。睡眠不足時の認知機能改善もメタ解析で確認されている
Iron
日本女性の20〜30%が潜在的鉄欠乏。非貧血でも疲労改善のRCTあり
Folic Acid / Folate
メタ解析n=2,398で認知機能スコア・ホモシステイン値の改善を確認
L-Theanine
リラックス・ストレス軽減・睡眠の質への関与がRCTで確認されている
Phosphatidylserine (PS)
脳のリン脂質。認知機能・記憶・ストレス応答への関与がRCTで確認