オメガ3(EPA・DHA)
Omega-3 (EPA/DHA)
EPAは抗炎症、DHAは脳・網膜。役割の違いがメタ解析で確認されている
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ポイント
ひとことで
【偽アルドステロン症リスク】高血圧・低カリウム・降圧薬と利尿薬で増悪
こんな人に
【重要な警告】長期連用・複数甘草配合漢方の併用は要相談 / 医療機関で甘草配合漢方を短期処方されている方(血清カリウム・血圧モニタリング下)
使用期間
【ご利用上の注意】長期連用は偽アルドステロン症リスク・漢方併用に注意
参照論文
2本
甘草・リコリス(Glycyrrhiza glabra / Glycyrrhiza uralensis)はマメ科の薬用植物で、グリチルリチン(glycyrrhizin)が主成分。鎮咳・抗炎症・粘膜保護・喉の痛み緩和等で伝統的に使用されるが、グリチルレチン酸(グリチルリチンの代謝物)が腎臓の 11β-HSD2 を阻害してコルチゾールのコルチゾン変換を抑制し、ミネラルコルチコイド受容体を活性化 → 偽アルドステロン症(高血圧・低カリウム血症・浮腫・代謝性アルカローシス)を起こす。
日本では漢方処方薬の構成生薬として 7 割以上の方剤に配合(芍薬甘草湯・小柴胡湯・補中益気湯・葛根湯・甘麦大棗湯 等)。漢方薬の重複処方や OTC 漢方の長期連用で総グリチルリチン摂取量が増えると偽アルドステロン症を発症するため要注意。
WHO は 1 日あたりグリチルリチン 100mg 未満を暫定許容量としているが、感受性の高い方(高齢者・低カリウム傾向・腎機能低下)はより少量でも発症報告あり。降圧薬・利尿薬服用中の方は併用注意。脱グリチルリチン甘草(DGL)はグリチルリチンを除去した製品で胃粘膜保護目的で使用され、偽アルドステロン症リスクは大幅に低い。
要点【重要な警告】長期連用・複数甘草配合漢方の併用は要相談
【重要な警告】長期連用・複数甘草配合漢方の併用は要相談
医療機関で甘草配合漢方を短期処方されている方(血清カリウム・血圧モニタリング下)
咳・喉の不快感の補助で短期使用したい方(1 日 100mg 未満・1 週間以内)
要点健常成人 30 名にグリチルリチン 50/100/200mg/日を 4 週投与・収縮期血圧が 3.1/5.5/14.4 mmHg と用量依存的に上昇・血漿レニン・アルドステロン抑制も確認(Sigurjónsdóttir HA, Franzson L, Manhem K, Ragnarsson J, Sigurdsson G, Wallerstedt S)(Journal of Hypertension 2001年)
健常成人 30 名にグリチルリチン 50/100/200mg/日を 4 週投与・収縮期血圧が 3.1/5.5/14.4 mmHg と用量依存的に上昇・血漿レニン・アルドステロン抑制も確認(Sigurjónsdóttir HA, Franzson L, Manhem K, Ragnarsson J, Sigurdsson G, Wallerstedt S)
Liquorice-induced rise in blood pressure: a linear dose-response relationship
偽アルドステロン症レビュー・甘草飴・リコリスティー・漢方の長期摂取で高血圧・低カリウム血症・横紋筋融解症・心室細動・死亡例も報告・1 日 100mg 未満が暫定許容量だが個人差大(Omar HR, Komarova I, El-Ghonemi M et al.)
Licorice abuse: time to send a warning message
要点甘草・リコリス(Glycyrrhiza glabra)は公的 DB 2件(厚労省 eJIM・厚生労働省)が安全性・有効性を横断レビュー済
個別論文に加えて、国立研究開発法人など公的機関が複数の論文を横断してまとめた 安全性・有効性・相互作用情報も参照できる。
要点甘草・リコリス(Glycyrrhiza glabra)のエビデンスランクは B:小規模 RCT または観察研究中心
大規模追跡研究で関連
コホート研究・観察研究
なぜ信頼できるか
大規模な集団を長期追跡した研究。「相関」は示せるが、RCTと違い因果関係の証明は難しい。
どの程度効果を期待できるか
一定の関連性は示されているが、RCTより不確実性が高い。補助的な位置づけが適切。
限界・注意点
生活習慣・食事などの交絡因子を完全に排除できない。単独で判断しないほうが良い。
このランクの成分をどう扱うか
他の成分で不足している軸を補う目的や、副作用が少ない成分なら試す価値がある。
要点Q. 漢方薬に甘草が入っていますが偽アルドステロン症が心配です
エビデンスランクBです。コホート研究・大規模観察研究で根拠が確認されています。代表的な研究では「健常成人 30 名にグリチルリチン 50/100/200mg/日を 4 週投与・収縮期血圧が 3.1/5.5/14.4 mmHg と用量依存的に上昇・血漿レニン・アルドステロン抑制も確認(Sigurjónsdóttir HA, Franzson L, Manhem K, Ragnarsson J, Sigurdsson G, Wallerstedt S)」が示されています(Journal of Hypertension・2001年・30人対象)。口コミや広告ではなく、査読済み論文のみを根拠としています。
体の慢性炎症・腸内環境への対策を後回しにするほど、加齢とともに改善が難しくなる傾向があります。多くの研究で「早期からの継続的なアプローチ」が推奨されており、問題が顕在化してからでは対策の効果が限定的になることも少なくありません。今すぐ始めることと、数年後に始めることでは、長期的な結果に大きな差が生まれます。
特に次のような方に向いています:【重要な警告】長期連用・複数甘草配合漢方の併用は要相談、医療機関で甘草配合漢方を短期処方されている方(血清カリウム・血圧モニタリング下)、咳・喉の不快感の補助で短期使用したい方(1 日 100mg 未満・1 週間以内)。逆に、すでに食事からこれらの栄養素を十分に摂取できている方や、該当する悩みがない方は優先度が下がります。まず自分が当てはまるかどうかを確認することが、失敗しない成分選びの出発点です。
【ご利用上の注意】長期連用は偽アルドステロン症リスク・漢方併用に注意。多くの方が数週間で諦めてしまいますが、研究で効果が確認されているのはいずれも継続使用が前提です。途中でやめてしまうと、蓄積されたはずの効果が失われる可能性があります。少なくとも研究期間と同程度の継続を目標に設定することを推奨します。
報告されている副作用:【最重要】偽アルドステロン症(高血圧・低カリウム血症・浮腫)、横紋筋融解症(低カリウム関連)、心室細動・致死的不整脈(低カリウム高度時)、代謝性アルカローシス、体重増加。特に降圧薬服用中(血圧コントロール悪化)、利尿薬服用中(低カリウム血症増悪)、ジゴキシン服用中(低カリウムでジゴキシン毒性増強)、副腎皮質ステロイド服用中(コルチゾール代謝抑制で浮腫増悪)、高血圧、低カリウム血症既往、心不全、腎機能障害、肝硬変、妊娠(早産リスク報告)、甘草配合の漢方薬を複数服用中(総グリチルリチン量増加)の方は使用前に医師に相談してください。適切な用量・タイミングを守ることで、多くの方が問題なく使用できます。不安がある場合は医師・薬剤師への相談を推奨します。
降圧薬との併用:併用には注意が必要です。偽アルドステロン作用で血圧上昇・降圧効果拮抗 チアジド系利尿薬との併用:併用回避が推奨されます。甘草と利尿薬の双方が低カリウム血症を引き起こす・致死的不整脈リスク ループ利尿薬との併用:併用回避が推奨されます。チアジド系と同機序で低カリウム血症増悪 ジゴキシンとの併用:併用回避が推奨されます。低カリウム血症によりジゴキシン感受性増大・ジゴキシン中毒(不整脈・嘔吐)リスク 副腎皮質ステロイドとの併用:併用回避が推奨されます。グリチルリチンが 11β-HSD2 阻害でコルチゾール代謝を抑制 → ステロイド作用増強・浮腫・高血圧増悪 QT延長薬との併用:併用には注意が必要です。低カリウム血症で QT 延長薬の催不整脈作用が増強 漢方薬との併用:併用には注意が必要です。甘草配合漢方の重複で総グリチルリチン量増加・偽アルドステロン症リスク 服薬中の方は自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。
1 種類の漢方薬を医師処方の用量で短期服用する場合は通常問題になりません。複数併用と長期連用に注意してください。
【背景】日本漢方の 7 割以上に甘草(カンゾウ)が配合されており、芍薬甘草湯・小柴胡湯・補中益気湯・葛根湯・甘麦大棗湯等が代表例。2 種類以上の甘草配合漢方を併用したり、OTC 漢方を長期連用すると総グリチルリチン量が増えて偽アルドステロン症リスクが上がります。
【まとめ】漢方処方医・薬剤師に「他に服用中の漢方薬・市販漢方・甘草飴・甘草茶」を必ず申告してください。長期処方時は定期的に血清カリウム・血圧チェックが推奨されます。
大量・連用すれば危険です。海外で死亡例も報告されています。
【背景】欧米のリコリス菓子は本物の甘草エキスを含むものが多く、毎日 100g 以上を数週間連続摂取して高血圧・低カリウム血症・心室細動を起こした症例が複数報告されています(Omar 2012 Mayo Clin Proc)。日本の「甘草飴」「黒飴」も商品により含有量が異なり、毎日多量に食べる習慣は要注意。
【まとめ】偶発的に 1-2 個食べる分には問題ないが、毎日数十個・連用は避ける。リコリスティー(甘草茶)も毎日複数杯の連用は控えてください。
グリチルリチンを除去した DGL は偽アルドステロン症リスクが大幅に低く比較的安全です。
【背景】DGL(deglycyrrhizinated licorice)はグリチルリチンを 97% 以上除去した甘草エキスで、胃潰瘍・胃炎・GERD の補助等で使用されます。偽アルドステロン症リスクは大幅に低いとされますが、降圧薬・利尿薬服用中の方は念のため処方医に確認を。
【まとめ】胃粘膜保護目的なら DGL を選び、降圧薬・利尿薬服用中の方は念のため血圧・カリウム値の確認を。
要点副作用:【最重要】偽アルドステロン症(高血圧・低カリウム血症・浮腫)|注意:降圧薬服用中(血圧コントロール悪化)
副作用の可能性
注意が必要な方
要点降圧薬との併用は要注意:偽アルドステロン作用で血圧上昇・降圧効果拮抗
添付文書・FDA警告・査読論文をもとに、併用に注意が必要な医薬品をまとめています。
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降圧薬
作用機序:偽アルドステロン作用で血圧上昇・降圧効果拮抗
推奨行動:降圧薬服用中は使用回避が望ましい・処方医に必ず相談
出典:Sigurjónsdóttir 2001 J Hypertens
チアジド系利尿薬
作用機序:甘草と利尿薬の双方が低カリウム血症を引き起こす・致死的不整脈リスク
推奨行動:チアジド系利尿薬服用中は併用回避・処方医に必ず相談
出典:Omar 2012 Mayo Clin Proc
ループ利尿薬
作用機序:チアジド系と同機序で低カリウム血症増悪
推奨行動:ループ利尿薬服用中は併用回避・処方医に必ず相談
出典:Omar 2012 Mayo Clin Proc
ジゴキシン
作用機序:低カリウム血症によりジゴキシン感受性増大・ジゴキシン中毒(不整脈・嘔吐)リスク
推奨行動:ジゴキシン服用中は併用回避・処方医に必ず相談
出典:NCCIH
副腎皮質ステロイド
作用機序:グリチルリチンが 11β-HSD2 阻害でコルチゾール代謝を抑制 → ステロイド作用増強・浮腫・高血圧増悪
推奨行動:副腎皮質ステロイド服用中は併用回避・処方医に必ず相談
出典:Omar 2012 Mayo Clin Proc
QT延長薬
作用機序:低カリウム血症で QT 延長薬の催不整脈作用が増強
推奨行動:QT 延長薬(一部抗不整脈薬・抗精神病薬・マクロライド系等)服用中は併用回避・処方医に必ず相談
出典:Omar 2012 Mayo Clin Proc
漢方薬
作用機序:甘草配合漢方の重複で総グリチルリチン量増加・偽アルドステロン症リスク
推奨行動:漢方薬を複数併用する場合は処方医・薬剤師に必ず申告
出典:厚労省グリチルリチン摂取注意喚起
該当する薬を服用中の方は、自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。本項は一般的な情報提供であり、個別の診療・処方判断の代替ではありません。
上記の薬を服用中・体質的に併用できない方には、同じ悩みに対応しつつ同系統の薬剤干渉を持たない成分を選んでいます。
※ 候補は元成分と同じ系統の薬剤干渉を持たないものに限定していますが、各成分にも個別の注意事項があります。リンク先の飲み合わせ欄を必ず確認し、最終判断は医師・薬剤師にご相談ください。
有効量を確認する
製品ラベルの配合量を確認する。
タイミングと使い方
医師相談下で使用・1 日 100mg 未満を目安
効果が出るまでの期間
【ご利用上の注意】長期連用は偽アルドステロン症リスク・漢方併用に注意
この成分を一言で
甘草・リコリス(Glycyrrhiza glabra)はコホート研究・大規模観察研究で体の慢性炎症・腸内環境への効果が確認されている成分です。特に 【重要な警告】長期連用・複数甘草配合漢方の併用は要相談・医療機関で甘草配合漢方を短期処方されている方(血清カリウム・血圧モニタリング下) に向いています。0効果の実感には【ご利用上の注意】長期連用は偽アルドステロン症リスク・漢方併用に注意が目安です。なお、【最重要】偽アルドステロン症(高血圧・低カリウム血症・浮腫)の報告があるため、体調に合わせて量を調整してください。
最終更新:2026-06-08 / 参照論文:2件
甘草・リコリス(Glycyrrhiza glabra)と共通の悩み(体の慢性炎症・腸内環境)で推奨される成分
Omega-3 (EPA/DHA)
EPAは抗炎症、DHAは脳・網膜。役割の違いがメタ解析で確認されている
Vitamin D
メタ解析n=11,321で呼吸器感染リスク低下を確認(BMJ 2017)
Coenzyme Q10
ミトコンドリア機能・酸化ストレス低減への関与がRCTで確認されている
Curcumin
慢性炎症・Inflammaging抑制のメタ解析が複数存在する抗炎症成分
EGCG (Epigallocatechin Gallate)
抗酸化・脂肪代謝・認知機能への関与がメタ解析で示されている
Berberine
血糖・脂質代謝への関与がメタ解析で示されている「植物性メトホルミン」