オメガ3(EPA・DHA)
Omega-3 (EPA/DHA)
EPAは抗炎症、DHAは脳・網膜。役割の違いがメタ解析で確認されている
Pregnenolone Supplement
全ステロイドホルモン前駆体・米国OTC・日本未承認医薬品扱い・WADA禁止物質(特に重要な注意)
WADA禁止
プレグネノロンは全ステロイドホルモン前駆体・常時禁止物質(S1.2項)
SciBase 論文エビデンス指数 PEI(v2.2)
信頼度 100%
論文 3 本(RCT 2 / メタ解析 0 / 直近 15 年 2)
評価 C は実用判断、PEI は論文の量と質の客観指標。両者は別軸として読みます。
→ PEI(論文エビデンス指数)の計算方法を見る本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。 掲載内容は論文エビデンスに基づき独立して評価しています。
ポイント
ひとことで
全ステロイドホルモン前駆体・米国OTC・日本未承認医薬品扱い・WADA禁止物質(特に重要な注意)
こんな人に
【日本居住者は推奨されません】医薬品承認なし・サプリ流通なし / 海外居住者で医療研究文脈での使用検討中の方は主治医に相談
推奨用量
5–50mg/日(日本居住者の使用は推奨されない)
使用期間
研究では2〜12週間で評価
参照論文
3本
プレグネノロンはコレステロール由来の神経ステロイドで、性ホルモン・コルチゾールの上流前駆体。
米国ではOTC流通だが日本では未承認医薬品扱い。神経ステロイド作用での記憶・気分改善は小規模試験のみでヒトRCTは限定的。研究用量は5〜50mg/日・医療管理下推奨で、自己判断使用は避ける。
WADA禁止物質で競技選手は絶対NG。ホルモン感受性がん既往(乳がん・前立腺がん・子宮内膜がん)・妊娠中は絶対禁忌、女性のアンドロゲン症状は不可逆リスクあり。
【日本居住者は推奨されません】医薬品承認なし・サプリ流通なし
海外居住者で医療研究文脈での使用検討中の方は主治医に相談
健常成人24名・プレグネノロン500mg単回投与で言語記憶課題の有意改善(Roberts 1995)。小規模・短期・健常人での予備的研究
Pregnenolone and memory: a placebo-controlled study in healthy young adults
統合失調症患者120名にプレグネノロン500mg/日×8週間で陰性症状(PANSSスコア)の有意改善・抗精神病薬の補助として有用性示唆(Marx 2014・医療研究)
Proof-of-concept randomized controlled trial of pregnenolone in schizophrenia
プレグネノロンのステロイド生成経路・薬理学・臨床応用包括レビュー。サプリ用量範囲(5〜500mg/日)でのPK・安全性・規制状況を整理
Pregnenolone supplementation and steroidogenesis: a comprehensive review
ヒトデータ不足
動物実験・小規模試験・in vitro
なぜ信頼できるか
ヒトへの効果は限定的または未確認。動物では有望でも、ヒトで再現しないケースが多い。
どの程度効果を期待できるか
現時点では「効果を期待して飲む」根拠が薄い。話題性と科学的根拠は別物。
限界・注意点
ヒトRCTのデータが存在しないか、あっても小規模で再現性が低い。将来的にランクが変わる可能性はある。
このランクの成分をどう扱うか
現時点で優先する必要はない。SやAランク成分を先に揃えてから検討するのが合理的。
エビデンスランクCです。動物実験・小規模研究(ヒトでの大規模検証は不十分)で根拠が確認されています。代表的な研究では「健常成人24名・プレグネノロン500mg単回投与で言語記憶課題の有意改善(Roberts 1995)。小規模・短期・健常人での予備的研究」が示されています(Psychopharmacology Bulletin・1995年・24人対象)。口コミや広告ではなく、査読済み論文のみを根拠としています。
疲れやすい・認知・集中力・気分の落ち込み・憂うつへの対策を後回しにするほど、加齢とともに改善が難しくなる傾向があります。多くの研究で「早期からの継続的なアプローチ」が推奨されており、問題が顕在化してからでは対策の効果が限定的になることも少なくありません。今すぐ始めることと、数年後に始めることでは、長期的な結果に大きな差が生まれます。
特に次のような方に向いています:【日本居住者は推奨されません】医薬品承認なし・サプリ流通なし、海外居住者で医療研究文脈での使用検討中の方は主治医に相談。逆に、すでに食事からこれらの栄養素を十分に摂取できている方や、該当する悩みがない方は優先度が下がります。まず自分が当てはまるかどうかを確認することが、失敗しない成分選びの出発点です。
論文で効果が確認されているのは5〜50 mg/日(日本居住者の使用は推奨されない)です。タイミングは「朝食後(朝の覚醒系ホルモン産生に同期)」が推奨されています。この量を下回ると研究で示された効果が得られない可能性があります。市販品の中には有効量に満たないものもあるため、配合量の確認が重要です。
研究では2〜12週間で評価。長期高用量データは限定的。多くの方が数週間で諦めてしまいますが、研究で効果が確認されているのはいずれも継続使用が前提です。途中でやめてしまうと、蓄積されたはずの効果が失われる可能性があります。少なくとも研究期間と同程度の継続を目標に設定することを推奨します。
報告されている副作用:ホルモンバランス変化(女性のアンドロゲン症状・男性の女性化乳房等)、不眠・興奮・不安、ニキビ・皮脂増加、頭痛・倦怠感。特に乳がん・前立腺がん・卵巣がん・子宮がん既往(絶対禁忌・ホルモン感受性がん再燃懸念)、妊娠中・授乳中(絶対禁忌・胎児/新生児ホルモン影響)、日本居住者の使用(医薬品承認なし・サプリ流通なし・個人輸入は自己責任・推奨されない)、WADA対象アスリート(禁止物質・S1.2項常時禁止)、ホルモン感受性疾患既往者全般(医師相談前提)の方は使用前に医師に相談してください。適切な用量・タイミングを守ることで、多くの方が問題なく使用できます。不安がある場合は医師・薬剤師への相談を推奨します。
ホルモン補充療法(HRT・経口避妊薬・更年期エストロゲン製剤等)との併用:併用回避が推奨されます。プレグネノロン下流のホルモン産生と外因性ホルモン投与の相加・拮抗で予測不能な反応 抗うつ薬(SSRI・SNRI・MAOI)との併用:併用には注意が必要です。プレグネノロンが神経ステロイドとしてGABA-A受容体・NMDA受容体を調整するため、抗うつ薬との相互作用が理論的に指摘されている ワルファリン・抗凝固薬との併用:併用には注意が必要です。ステロイドホルモン代謝に関与する肝CYP酵素を介して理論的相互作用 服薬中の方は自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。
日本国内ではプレグネノロンサプリは販売されていません。
【規制状況】日本ではプレグネノロンは医薬品成分扱い(医薬品医療機器等法)で、サプリとしての販売は薬機法違反となります。アマゾン日本・楽天・iHerb日本配送・国内ドラッグストアでは取り扱いがありません。
【個人輸入】米国OTC(iHerb米国直送・米国Amazon等)からの個人輸入は法的にはグレーゾーンで、「自己使用目的・30日分以内・営利目的でない」範囲で可能とされますが、自己責任で使用する場合でも医療相談なしの判断は推奨されません。
【代替】プレグネノロンの下流ホルモン(DHEA・テストステロン・エストロゲン)が必要な医学的状況なら、内科・婦人科・泌尿器科・内分泌内科で正規医療相談を最優先してください。サプリでの自己ホルモン補充の試みは健康被害(がんリスク・甲状腺機能異常・心血管リスク等)の懸念があり、推奨されません。
プレグネノロンは生体内で全ステロイドホルモン(プロゲステロン・コルチゾール・DHEA・テストステロン・エストロゲン)の前駆体として機能するため、経口摂取で下流ホルモン産生量が増加する可能性があります。
【ホルモン感受性がん再燃リスク】①乳がん:エストロゲン受容体陽性(ER+)・プロゲステロン受容体陽性(PR+)乳がんは、エストロゲン・プロゲステロン暴露で再発リスクが上昇することが乳がん治療ガイドラインで確立されています②前立腺がん:テストステロン・DHT暴露で進行リスクが上昇し、進行性前立腺がんの治療は男性ホルモン除去療法(ADT)が主軸③卵巣がん・子宮内膜がん・子宮頚がん:エストロゲン・プロゲステロン関連の発がんメカニズムが確立。
【絶対禁忌の根拠】これらのがん既往者では、プレグネノロン摂取による下流ホルモン産生がホルモン感受性がん細胞の再増殖を促す理論的リスクがあり、絶対禁忌として整理されています。家族歴のある方も主治医相談前提です。
「上流のプレグネノロンの方がDHEAより広範な効果」という訴求は理論上は成立しますが、臨床エビデンスの蓄積はDHEAの方が圧倒的に厚く、健常人へのアンチエイジング効果は両者とも限定的です。
【DHEA】更年期女性のRCT(Davis 2011 Menopause n=93)で気分・性機能・骨密度改善は報告されるも、Nair 2006 NEJM RCT(n=87・75mg/日×2年)で健常人へのアンチエイジング効果は否定されています。
【プレグネノロン】臨床RCTは Roberts 1995(記憶 n=24・1回投与)・Marx 2014(統合失調症 n=120・500mg/日・医療研究)等の限定的データのみで、健常人への長期アンチエイジング効果は未確立。
【WADA・規制】両者ともWADA禁止物質・米国OTC・日本未承認。
【判定】「上流だから広範」は薬理学的概念で、臨床効果の優位性とは別問題です。健常人での自己使用は両者とも推奨されません。医療研究文脈以外でのアンチエイジング目的での個人輸入使用は、健康被害リスクと規制リスクが効果未確立の便益を上回ります。
【WADA禁止物質の意味】世界アンチドーピング機構(WADA)の禁止リスト2026年版でプレグネノロンは「S1.2 その他のアナボリックステロイド」項目に分類され、競技時・トレーニング時(オフシーズン含む)に関わらず常時禁止です。
【対象】WADAコード加盟競技団体所属のアスリート(オリンピック競技・国内競技連盟所属の競技者・大学体育会・市民マラソン大会等の競技参加者で団体登録のある場合)が対象。プロ・アマ問わず、競技団体登録のある競技者全員が対象です。
【非競技者・趣味スポーツのみの方】WADAコードの直接対象ではないですが、ホルモン代謝・心血管・がんリスクへの長期影響の懸念は競技者と同じです。
【検査体制】尿検査・血液検査で複数のステロイドホルモン代謝物が同時測定され、プレグネノロン摂取はDHEA・テストステロン・各種代謝物として検出可能。違反の場合4年競技資格停止・メダル剥奪・賞金返還等の処分対象です。
プレグネノロンは生体内でDHEA → テストステロン → DHT(ジヒドロテストステロン)にも代謝されるため、女性が経口摂取すると男性ホルモン優位症状が出現する可能性があります。
【高頻度症状(用量・期間依存)】①ニキビ(特に顎・首・背中)②皮脂分泌増加③多毛(口周り・顎・腹部・胸部)④頭髪の薄毛化(男性型脱毛)⑤声の低音化(不可逆的・声帯への構造変化)⑥月経周期の不規則化⑦リビドー(性欲)変動⑧体型変化(筋肉量増加・腹部脂肪分布変化)。
【特に不可逆】声の低音化・男性型脱毛の進行は中止しても完全に元に戻らない症例報告があり、女性の経口プレグネノロン使用の最大懸念です。
【閉経後女性】症状が出やすく、用量5〜10mg/日以下でも数ヶ月の継続使用で症状出現報告あり。
【判定】これらの症状が出現したら即座に中止し、内分泌内科・婦人科に受診してホルモン値(テストステロン・DHEA-S・SHBG・エストラジオール)を測定してください。「アンチエイジング目的でホルモンを試す」発想は、女性の場合特にリスクが大きいです。
副作用の可能性
注意が必要な方
添付文書・FDA警告・査読論文をもとに、併用に注意が必要な医薬品をまとめています。
ホルモン補充療法(HRT・経口避妊薬・更年期エストロゲン製剤等)
作用機序:プレグネノロン下流のホルモン産生と外因性ホルモン投与の相加・拮抗で予測不能な反応
推奨行動:これらホルモン治療中の方はプレグネノロン併用を避け、必ず主治医に相談
出典:Endocrine Society Clinical Practice Guidelines
抗うつ薬(SSRI・SNRI・MAOI)
作用機序:プレグネノロンが神経ステロイドとしてGABA-A受容体・NMDA受容体を調整するため、抗うつ薬との相互作用が理論的に指摘されている
推奨行動:抗うつ薬服用中の方はプレグネノロン併用を避け、医師相談
出典:Marx 2014 Neuropsychopharmacology neurosteroid-pharmacology review
ワルファリン・抗凝固薬
作用機序:ステロイドホルモン代謝に関与する肝CYP酵素を介して理論的相互作用
推奨行動:抗凝固薬服用中の方はプレグネノロン併用前に医師相談
出典:Steroids 2014 pregnenolone PK review
該当する薬を服用中の方は、自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。本項は一般的な情報提供であり、個別の診療・処方判断の代替ではありません。
上記の薬を服用中・体質的に併用できない方には、同じ悩みに対応しつつ同系統の薬剤干渉を持たない成分を選んでいます。
※ 候補は元成分と同じ系統の薬剤干渉を持たないものに限定していますが、各成分にも個別の注意事項があります。リンク先の飲み合わせ欄を必ず確認し、最終判断は医師・薬剤師にご相談ください。
有効量を確認する
1日5〜50mg/日(日本居住者の使用は推奨されない)を目安にする。この量が論文で効果を確認した用量。
タイミングと使い方
朝食後(朝の覚醒系ホルモン産生に同期)
効果が出るまでの期間
研究では2〜12週間で評価。長期高用量データは限定的
この成分を一言で
プレグネノロン(経口)は動物実験・小規模研究(ヒトでの大規模検証は不十分)で疲れやすい・認知・集中力・気分の落ち込み・憂うつへの効果が確認されている成分です。特に 【日本居住者は推奨されません】医薬品承認なし・サプリ流通なし・海外居住者で医療研究文脈での使用検討中の方は主治医に相談 に向いています。始めるなら 5〜50mg/日(日本居住者の使用は推奨されない)を朝食後(朝の覚醒系ホルモン産生に同期)から。効果の実感には研究では2〜12週間で評価。長期高用量データは限定的が目安です。なお、ホルモンバランス変化(女性のアンドロゲン症状・男性の女性化乳房等)の報告があるため、体調に合わせて量を調整してください。
最終更新:2026-05-12 / 参照論文:3件
プレグネノロン(経口)と共通の悩み(疲れやすい・認知・集中力・気分の落ち込み・憂うつ)で推奨される成分
Omega-3 (EPA/DHA)
EPAは抗炎症、DHAは脳・網膜。役割の違いがメタ解析で確認されている
Creatine
筋力だけじゃない。睡眠不足時の認知機能改善もメタ解析で確認されている
Iron
日本女性の20〜30%が潜在的鉄欠乏。非貧血でも疲労改善のRCTあり
Folic Acid / Folate
メタ解析n=2,398で認知機能スコア・ホモシステイン値の改善を確認
L-Theanine
リラックス・ストレス軽減・睡眠の質への関与がRCTで確認されている
Phosphatidylserine (PS)
脳のリン脂質。認知機能・記憶・ストレス応答への関与がRCTで確認