メラトニン
Melatonin
入眠時間短縮・時差ぼけへの効果がメタ解析で確認されている
メラトニンは入眠潜時を平均7.06分短縮することがPLOS ONE 2013メタ解析(n=1,683)で示されている。米国市販で主流の3〜10mgは0.3〜1mgへの上乗せ効果が頭打ちで、副作用報告のみ増える。日本では医薬品扱い(要処方)で市販されておらず、海外サプリの個人輸入は自己責任が前提だ。フルボキサミン(SSRI)併用で血中濃度が最大17倍に上昇する報告もあり、用量と併用薬の事前確認が必須だ。
入眠潜時の平均短縮(PLOS ONE 2013メタ解析・n=1,683)。Cochrane 2002でも時差ぼけへの有効性が確認されている
この記事の結論
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メラトニンは睡眠サプリの中でも論文の蓄積が厚い成分だが、市販の選択肢は0.3mg・0.5mg・1mg・3mg・5mg・10mgと用量が大きく散らばっている。何mgから飲むか・3mgと5mgで効果は違うのか・翌朝のだるさは大丈夫か・薬と併用できるか・そもそも日本で買えるのか、で判断軸が止まりやすい。
メラトニンは脳の中央にある内分泌器官(松果体)から分泌される「暗闇のホルモン」で、24時間の体内リズム(概日リズム)の調節を担うシグナル物質だ。年齢とともに分泌量が減ることが知られており、加齢に伴う寝つきの悪さ・時差ぼけ・シフト勤務での概日リズム調整で研究が積み重なっている領域になる。
判断軸はシンプルになる。PLOS ONE 2013メタ解析(n=1,683)で入眠潜時を平均7.06分短縮することが確認され、Cochrane 2002のレビュー(n=1,200)では時差ぼけへの有効性が報告されている。用量は0.3〜0.5/1〜3/3〜5/5〜10mgの4段階で整理でき、米国市販で主流の3mg超は副作用報告のみ増える、というのが現状の結論だ。
加えて日本では薬機法上の位置づけが大きな前提条件になる。メラトニンは医薬品扱い(小児用「メラトベル」が2020年承認)で、成人向けの市販サプリは流通していない。海外サプリの個人輸入が現実的な選択肢で、自己責任での使用が前提という点で、他のサプリ成分とは出発点が異なる。
本記事では、役割と必要量・用量別4段階・何mgから始めるか・いつ飲むか・副作用と依存性・日本での法的位置づけ・併用注意・時差ぼけ用途の8つの判断軸を順番に整理する。
メラトニンは松果体(脳の中央にある内分泌器官)から夜間に分泌されるホルモンで、明暗のサイクルに同期して概日リズム(24時間の体内リズム)を調節する役割を担っている。「暗闇のホルモン」と呼ばれるのは、目から入る光がメラトニン分泌を抑え、暗くなると分泌が立ち上がる仕組みのためだ。
Ferracioli-Oda 2013(PLOS ONE)のメタ解析(n=1,683・観察期間4週以上)では、メラトニン補給で入眠潜時(床に入ってから眠りに落ちるまでの時間)が平均7.06分短縮(p<0.001)することが示された。睡眠効率・総睡眠時間にも有意な改善が確認されており、サプリメント全体の中でも入眠系のエビデンスが厚い領域に位置する。
Herxheimer & Petrie 2002のCochraneレビュー(n=1,200)では、0.5〜5mgのメラトニンが時差ぼけの予防・治療に有効と整理されている。タイムゾーン(時間帯)を5つ以上越える渡航で特に有用とされ、東向きの渡航(時差を進める方向)で効果が高いという報告も多い。
メラトニン分泌量は20代を境に低下していき、60代以降では若年期の半分以下になるという観察研究が複数ある。寝つきが悪くなる加齢変化の一因として位置づけられており、高齢者で低用量メラトニンによる入眠潜時の短縮が確認されている領域だ。
時差ぼけだけでなく、夜勤・交代勤務での概日リズム調整、視覚障害者の概日リズム同期、睡眠相後退症候群(朝起きられず夜眠れない)でメラトニンを用いた研究が積み重なっている。「眠くする薬」ではなく「体内時計をずらすシグナル物質」として位置づけられる成分だ。
市販メラトニンの用量は0.3mg〜10mgまで散らばっているが、研究の出典で整理すると4段階に分けられる。SciBaseのメラトニン成分ページもこの4段階で整理しており、各段階のevidenceNote付きで論文出典を明示している。
体内で自然に分泌される濃度に近い「生理的用量」と呼ばれる帯域だ。Brzezinski 2005 Sleep Medicine Reviewsの総説では、低用量でも入眠潜時の短縮が確認されており、必ずしも高用量である必要はないと整理されている。初めて摂取する方・高齢者・翌朝のだるさを避けたい方の出発点として研究の支持が厚い。
PLOS ONE 2013メタ解析(n=1,683)で入眠潜時を平均7.06分短縮することが示された用量帯。海外で市販されるメラトニンサプリの主流帯で、1mg・3mg錠剤・グミが定番だ。0.3〜0.5mgで効果を感じにくかった方の次の段階で、研究中央値に位置する用量になる。
Herxheimer & Petrie 2002 Cochraneレビューで時差ぼけの予防・治療に用いられた用量帯。タイムゾーンを5つ以上越える渡航や夜勤明けでの概日リズム調整で研究が積み重なっている。ただし入眠改善効果は1〜3mgと大差ないとする報告が多く、3mg→5mgで「睡眠の質」が上乗せされるわけではない点には注意が必要だ。
Vural 2014 Drugs Agingの安全性レビューでは、5mg以上の高用量は低用量と比較して睡眠への上乗せ効果が限定的で、翌朝の眠気・頭痛などの副作用報告がむしろ増える傾向が整理されている。「3mgで効かないから5mgへ」は研究の支持が薄いロジックで、自己判断での高用量化は推奨されない領域だ。医師の指導下でのみ検討する用量帯になる。
用量設計で最も多い誤解が「3mgで効かないから5mgへ」「5mgで効かないから10mgへ」という段階的増量だ。メラトニンは用量依存的な「強い薬」ではなく、生理的に分泌される量に近い濃度でシグナルが立ち上がる仕組みのため、上乗せ効果が小さくなる帯域があるという特徴がある。
開始用量として現実的なのは0.5〜1mgだ。1mg錠剤を半分割して0.5mgから始めるのが、初めての方・高齢者・翌朝のだるさを避けたい方の標準ステップになる。海外サプリで主流の1mg錠剤の中には、スコア線入りで半分割しやすい製品も流通している。
PLOS ONE 2013メタ解析では1〜3mg帯で入眠潜時の短縮効果が確認されており、3mg→5mgで睡眠の質が上乗せされるという有意なエビデンスは確立されていない。Vural 2014 Drugs Agingでは、用量を上げるほど翌朝の眠気・頭痛・めまいの報告が増える傾向が整理されており、「効かないから倍にする」は副作用のみ増える可能性が高いアプローチだ。
加齢に伴うメラトニン分泌量低下を補う目的の高齢者では、生理的用量0.3〜0.5mgで入眠潜時の短縮が報告されている。Brzezinski 2005の総説でも、高齢者で低用量が十分とされる根拠が整理されている。海外サプリでは0.3mg・0.5mgの低用量製品も流通しており、半分割で対応する方法もある。
メラトニン補給で4週以上継続しても入眠改善が乏しい場合、用量を増やす前に睡眠衛生(カフェイン・アルコール・就寝前のスマホ)・概日リズムの乱れ・ストレス・他疾患(睡眠時無呼吸症候群等)を疑う方が筋になる。慢性的な不眠が続く場合は睡眠外来での相談が望ましい領域だ。
メラトニンのタイミング設計はシンプルに整理できる。SciBaseのメラトニン成分ページでも「就寝30〜60分前に低用量から開始」とdosageNote欄で明示されている。
経口メラトニンは摂取後30〜60分で血中濃度のピークに達する。入眠したいタイミングの30〜60分前に飲むことで、血中濃度ピークが入眠期と重なるよう設計するのが筋だ。就寝直前ではなく、寝室に入る前のリラックスタイムに合わせるのが運用しやすい。
ベンゾジアゼピン系・Z系睡眠薬(強い睡眠薬)と異なり、メラトニンの依存性は低いと整理されている。慢性的な入眠困難で毎晩継続摂取しても、離脱症状の報告は限定的で、毎晩継続OKというのが現状の結論だ(依存性の詳細は次セクション)。
時差ぼけ予防・軽減目的では、Cochraneプロトコルに沿って渡航前2〜3日から渡航後3〜5日まで現地就寝時間に合わせて服用するのが標準だ。短期使用(数日〜1週間程度)が基本で、シフト勤務での概日リズム調整も同様に短期での運用が研究と整合する。
翌朝の眠気・だるさが残る場合は、まず用量を半分に減らす(1mg→0.5mg)か、服用タイミングを30〜60分早めるのが研究と整合する調整だ。倍量に増やす方向ではなく、用量を下げる・タイミングを早めるが基本動作になる。
メラトニンは「睡眠薬」と同じカテゴリーで扱われやすいが、依存性・離脱症状の報告が大きく異なる成分だ。睡眠薬イメージで避けてきた層への覚醒フックでもある領域になる。
Vural 2014 Drugs Agingの安全性レビューでは、翌朝の眠気・頭痛・めまい・倦怠感などの副作用が用量依存的に整理されている。1mg以下の低用量では副作用報告は限定的で、3mgを超えると翌朝の眠気・頭痛がやや増え、5mg以上の高用量で更に報告が増える傾向だ。「強い眠気」を期待して高用量にすると、翌日のパフォーマンスが落ちる方向に動きやすい。
ベンゾジアゼピン系(強い睡眠薬・抗不安薬)・Z系睡眠薬(マイスリー等)は、長期服用で耐性形成・離脱症状(断薬時の不眠悪化・不安)が課題になる。一方、メラトニンの依存性・離脱症状の報告は限定的で、毎晩継続しても問題が起きにくい成分とされている。「睡眠薬と同じだから避ける」というイメージは現状の研究で更新が必要な領域だ。
低頻度ではあるが、悪夢の報告がある(特に高用量で)。翌朝に違和感が残る場合は用量を半分に減らすか、タイミングを早めるのが安全側の調整になる。
妊娠中・授乳中は安全性データが不足しており使用不可、というのがSciBaseのメラトニン成分ページの整理だ。自己免疫疾患のある方も、メラトニンの免疫調節作用への影響が完全には解明されていないため使用不可とされる。小児への投与は原則として医師の管理下のみで、自己判断での投与は避ける領域になる。
メラトニン選びで他のサプリ成分と大きく異なるのが、日本での法的位置づけだ。事実情報として中立に整理する必要がある領域で、SciBaseのメラトニン成分ページでもcontraindications欄で「日本では医薬品(要処方)」と明示されている。
メラトニンは日本では医薬品成分として扱われており、一般成人向けのサプリメントとしての市販は認められていない。医薬品としては「メラトベル顆粒小児用」が2020年に承認されているが、これは小児の神経発達症に伴う入眠困難に対する適応で、成人の一般的な不眠やシフト勤務での使用は適応外だ。
米国・欧州・東南アジア等の多くの国ではメラトニンはサプリメントとして流通しており、ドラッグストア・通販で日常的に入手できる。世界的にはiHerb・Amazon US・Walgreens・CVS等で1mg・3mg・5mg錠剤・グミが標準的に並んでおり、規格・濃度・第三者検査の選択肢も豊富だ。
日本居住者がメラトニンサプリを使用する場合、海外サプリの個人輸入が現実的な入手経路になる。厚生労働省の個人輸入ガイドラインでは、医薬品成分でも個人使用目的での個人輸入が一定の範囲(原則1ヶ月分・成分・剤形によって判断が分かれる場合がある)で認められている。iHerb・Amazon US・海外通販サイトでの個人購入が一般的だ。
個人輸入での使用は、品質管理・規格表示の確認・副作用発生時の補償等を含めて自己責任が前提になる。SSRI(特にフルボキサミン)・抗凝固薬・免疫抑制剤・糖尿病薬・血圧降下薬を服用中の方、妊娠中・授乳中の方、自己免疫疾患のある方、小児への投与を検討する方は、個人輸入での自己判断使用ではなく、医師への相談が必要な領域だ。
メラトニンの相互作用は研究と臨床ガイドで4種類に整理されている。SciBaseのメラトニン成分ページでもinteractions欄に4種類の併用注意がレベル別に明示されている。
フルボキサミンは肝臓の薬物代謝酵素CYP1A2を強く阻害し、メラトニン血中濃度が最大17倍に上昇することがUS PharmacistのClinical Reviewで報告されている。SSRI系抗うつ薬の中でもフルボキサミンは特に注意が必要な薬剤で、併用回避が推奨される。精神科治療中で他のSSRI(パロキセチン・セルトラリン・エスシタロプラム等)・SNRIを服用中の方も、主治医への相談が前提だ。
Ashy NM et al. 2016の症例研究(10名)では、メラトニンとワルファリンの併用でINR(血液の固まりやすさを示す検査値)・PT値の上昇が報告されている。抗凝固作用への影響が指摘されており、ワルファリン服用中の方は併用開始時・中止時のモニタリング強化が前提になる。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬・鎮静薬とメラトニンを併用すると、両者の鎮静作用が重なって過度の眠気・翌朝のだるさ・転倒リスクが増える可能性が指摘されている(GoodRx Melatonin Interactions)。睡眠薬を服用中の方は、メラトニン併用前に医師相談が必要だ。
免疫抑制剤(臓器移植後・自己免疫疾患の治療等)・糖尿病薬・血圧降下薬との併用は、Drugs.com Melatonin Interactionsで薬効への修飾の可能性が整理されている。免疫調節作用・血糖値・血圧への影響が示唆されており、該当治療中の方は併用開始前に医師・薬剤師への相談が前提になる。
アルコールとメラトニンの併用は、翌朝のだるさ・倦怠感を増やす方向に動くことが報告されている。睡眠の質も悪化する方向のため、メラトニン服用日のアルコールは避けるのが基本だ。
メラトニンのエビデンスが最も厚い領域の一つが時差ぼけだ。Herxheimer & Petrie 2002 Cochraneレビュー(n=1,200)が標準的なプロトコルを整理している。
Cochraneレビューでは、タイムゾーンを5つ以上越える渡航(日本から欧州・米国東海岸等)で時差ぼけ予防・軽減の効果が特に確認されている。5タイムゾーン未満(東南アジア・オーストラリア西部等)では効果が限定的とされ、用途別の使い分けが重要だ。
Cochraneプロトコルでは、用量0.5〜5mgで渡航前2〜3日から渡航後3〜5日まで現地就寝時間に合わせて服用、というのが標準的な整理だ。1〜3mg帯が研究の中央値で、3〜5mgも時差ぼけ用途で使われる。睡眠改善効果は1〜3mgと3〜5mgで大差ないとする報告が多く、低用量から始めるのが安全側になる。
時差ぼけは東向きの渡航(時差を進める方向・例:日本→米国)の方が西向きより辛いとされる。これは概日リズムを早める方が遅らせるより難しいためで、東向きのメラトニン使用で有用性が高いという報告が多い。
夜勤明けの就寝、交代勤務での概日リズム調整でもメラトニンの研究が積み重なっている。夜勤明けの就寝30〜60分前に低用量(0.5〜1mg)が一般的な運用で、シフトのパターン・期間に応じて短期使用するのが筋だ。詳細な使い分けはシチュエーション別サプリ選び完全ガイドも参考になる。
時差ぼけ・シフト勤務での使用は短期使用(数日〜1週間程度)が基本で、慢性的な入眠困難での継続使用とは運用が異なる。「常に飲み続ける必要のあるサプリではない」というのがCochraneプロトコルの読み方になる。
睡眠スタックの組み立ては以下も併せて読むのが現実的だ。
メラトニン選びの最短ルートは4ステップだ。
時差ぼけ目的なら渡航前2〜3日から渡航後3〜5日までの短期使用、慢性入眠困難なら継続摂取、というのが現状の研究と整合する運用設計になる。
5〜10mgの高用量は1〜3mgへの上乗せ効果が限定的で副作用報告のみ増える、というのがVural 2014 Drugs Agingの現状結論だ。「3mgで効かないから5mgへ」と段階的に増やすのではなく、用量を半分にして0.5mgへ・タイミングを30〜60分早めるという方向の調整が、安全側の対処になる。
1mg錠剤を半分割で0.5mg・就寝30〜60分前・4週以上の継続が最小コストの入門設計。
時差ぼけ・短期不眠のRCT適正域0.5〜1mg・100錠で約3ヶ月分

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✓ 良い点
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日本では医薬品扱い(要処方)のため、市販サプリは流通していない。海外サプリの個人輸入が現実的な入手経路だが、自己責任が前提だ。SSRI/SNRI(特にフルボキサミン)・ワルファリン・ベンゾジアゼピン系・免疫抑制剤・糖尿病薬・血圧降下薬を服用中の方、妊娠中・授乳中・自己免疫疾患のある方、小児への投与を検討する方は、自己判断ではなく医師相談が必須になる。慢性的な不眠が続く場合は睡眠外来での相談が安全側の判断だ。
論文の最新評価・市販製品のSciBase推奨度・成分の詳細データは、メラトニン成分ページで公開している。dosageMin 0.5mg〜dosageMax 5mgの推奨域・dosageLevels 4段階の論文出典・interactions 4種(フルボキサミン17倍/ワルファリン/ベンゾ/免疫抑制剤)・customFaqsまで一次情報として整理してある。
吸収率の高いグリシン酸キレート型・PMS/睡眠RCTで使われる200mg/日を2錠でカバー

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睡眠スタックを組む場合は、以下の成分との組み合わせがメラトニンと作用経路が異なり相補関係になる。
睡眠RCT用量3g/日を3カプセルで・Yamadera 2007 で深睡眠の質改善が確認された用量

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✓ 良い点
⚠ 気になる点
関連の選び方ガイドは以下も参考になる。
本記事は一般情報の提供を目的としており、個別の医療相談・診断・治療方針の代替ではない。
0.5〜1mgからの開始が研究中央値の標準ステップ。1mg錠剤を半分割すれば0.5mgで生理的用量(0.3〜0.5mg)に近づく。高齢者・初めて摂取の方は0.3〜0.5mg推奨。5mgへの増量は副作用報告のみ増えるため推奨されない。
PLOS ONE 2013メタ解析(n=1,683)等の研究では1mgと3mgで入眠潜時短縮・睡眠効率に明確な差は確認されていない。用量を上げるほど翌朝の眠気・頭痛報告が増える傾向で、低用量から試すのが安全側だ。
ベンゾジアゼピン系・Z系睡眠薬と比べてメラトニンの依存性・離脱症状の報告は限定的で、毎晩継続OKという整理だ。ただし妊娠中・授乳中・自己免疫疾患・小児は明確な禁忌で、SSRI/抗凝固薬/ベンゾ系/免疫抑制剤服用中は併用前に医師相談が必要になる。
日本ではメラトニンは医薬品扱い(要処方)で成人向けの市販サプリは流通していない。海外サプリの個人輸入(iHerb・Amazon US等)が現実的な入手経路だが、自己責任での使用が前提。服薬中・妊娠中・授乳中・自己免疫疾患のある方は医師相談が必須。
①フルボキサミン(SSRI系)はメラトニン血中濃度が最大17倍上昇報告で併用回避、②ワルファリンはINR・PT値上昇報告でモニタリング強化、③ベンゾジアゼピン系は過度の眠気・転倒リスク、④免疫抑制剤・糖尿病薬・血圧降下薬は薬効修飾の可能性。
Cochraneレビュー(n=1,200)でタイムゾーン5つ以上の渡航で時差ぼけ予防・治療への有効性が確認されている。用量0.5〜5mgで渡航前2〜3日から渡航後3〜5日まで現地就寝時間に合わせて服用が標準プロトコル。東向き渡航で特に有用。
翌朝の眠気・だるさは用量依存的で3mg超で増えやすい副作用。第一選択は用量を半分に減らす・服用タイミングを30〜60分早めること。倍量に増やすのは副作用が増える方向。低用量でも違和感が残るならマグネシウム・グリシン等の睡眠スタックでの代替を検討。
いずれも明確な禁忌でメラトニンサプリの使用は推奨されない。妊娠中・授乳中は安全性データ不足、自己免疫疾患は免疫調節作用への影響が解明されていない。小児への投与も医師管理下のみ。慢性的な入眠困難は睡眠外来・婦人科・内科での相談が安全側。
0.5〜1mgの低用量が研究中央値の開始用量。PLOS ONE 2013メタ解析(n=1,683)で入眠潜時を平均7.06分短縮、Cochrane 2002(n=1,200)で時差ぼけへの有効性が確認されている。5〜10mgの高用量は1〜3mgへの上乗せ効果は限定的で副作用報告のみ増える(Vural 2014)。日本では医薬品扱いのため海外サプリの個人輸入が前提で、SSRI/抗凝固薬/ベンゾ/免疫抑制剤との併用は医師相談が必要。
1mg錠剤を半分割で0.5mg・就寝30〜60分前・4週以上の継続が最小コストの入門設計。
時差ぼけ・短期不眠のRCT適正域0.5〜1mg・100錠で約3ヶ月分

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筋疲労・神経鎮静・睡眠の基礎ミネラルで、メラトニンと作用経路が異なる相補関係にある。グリシン酸キレート型200〜400mg/日が吸収率・忍容性の両面で第一選択で、入眠の質・夜間覚醒の頻度への効果がRCTで示唆されている。睡眠スタックの土台として運用しやすい。
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就寝前3gで深部体温の低下を促し入眠の質を改善することがRCTで示されている。メラトニン(概日リズム調整)と作用経路が異なる相補関係にあり、睡眠スタックの一角として組み込める。日本でも市販されており、個人輸入を必要としない国内入手可能な成分。
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この記事の成分、あなたに足りているか診断しますか?
この記事で取り上げた3成分を診断に一括追加します。 抗老化・肌・脳・ストレス・睡眠・免疫・代謝の7軸で、どの軸をこの記事の成分が埋めるかが分かります。
Melatonin
入眠時間短縮・時差ぼけへの効果がメタ解析で確認されている
Magnesium
日本人の平均摂取量は推奨量より約100mg/日不足。睡眠の質改善のRCTあり
Magnesium Glycinate
吸収率が高く胃腸への負担が少ないマグネシウム形態。睡眠・ストレスへのエビデンスが最も充実している
Glycine
睡眠の質・深睡眠の増加がRCTで確認されているアミノ酸
L-Theanine
リラックス・ストレス軽減・睡眠の質への関与がRCTで確認されている
Ashwagandha
コルチゾール−27.9%・8週RCTで確認されたストレス指標の改善
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この記事で出てきた成分の「比較」「悩みハブ」「別角度のコラム」を横断。
メラトニン vs グリシン
論文ベースでどちらを選ぶか整理。
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執筆:SciBase 編集者
化粧品メーカー現役研究者
査読済み論文のみを参照し、メタ解析・RCT を中心に成分エビデンスを評価しています。 業界倫理上、勤務先社名は開示していません。
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