ビタミンD
Vitamin D
メタ解析n=11,321で呼吸器感染リスク低下を確認(BMJ 2017)
Horseradish Extract
ドイツ承認 URI 補助・抗菌AITC・ナスツルチウム複合非劣性 RCT
Angocin 6錠×3回/日
Goos 2007 非劣性 RCT n=858 で急性副鼻腔炎・気管支炎・UTI の症状改善が標準抗菌薬と同等・副作用低(n=858)
SciBase 論文エビデンス指数 PEI(v2.2)
信頼度 100%
論文 3 本(RCT 2 / メタ解析 0 / 直近 15 年 1)
評価 B は実用判断、PEI は論文の量と質の客観指標。両者は別軸として読みます。
→ PEI(論文エビデンス指数)の計算方法を見る本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。 掲載内容は論文エビデンスに基づき独立して評価しています。
ポイント
ひとことで
ドイツ承認 URI 補助・抗菌AITC・ナスツルチウム複合非劣性 RCT
こんな人に
急性副鼻腔炎・気管支炎の補助(医師相談) / 尿路感染(UTI)の補助療法
推奨用量
80–480mg/日
使用期間
急性 URI 補助は1〜2週間
参照論文
3本
ホースラディッシュ抽出物(西洋わさび)はアブラナ科植物で、AITC(アリルイソチオシアネート)とグルコシノレートが主活性成分。ドイツではAngocin®(ナスツルチウム複合)が処方医薬品扱い。
急性副鼻腔炎・URIの非劣性RCTで標準抗菌薬と症状改善同等・副作用率は有意低。研究用量はホースラディッシュ80mg+ナスツルチウム200mg複合×3〜6回/日。
胃・十二指腸潰瘍は避ける(粘膜刺激)。腎機能低下例・甲状腺疾患(ゴイトロゲン作用)は要注意。
急性副鼻腔炎・気管支炎の補助(医師相談)
尿路感染(UTI)の補助療法
抗菌薬使用を減らしたい URI 罹患傾向者
アブラナ科グルコシノレート補給
急性副鼻腔炎・気管支炎・尿路感染の小児・成人858名に Angocin(ホースラディッシュ80mg+ナスツルチウム200mg)×3-6回/日 vs 標準抗菌薬で症状改善同等・副作用率 Angocin 群で有意低(Goos KH et al.)
On-going investigations on efficacy and safety profile of a herbal drug containing nasturtium herb and horseradish root in acute sinusitis, acute bronchitis and acute urinary tract infection in children in comparison with other antibiotic treatments
再発性 URI 成人351名に Angocin 補助療法で URI 症状期間短縮・再発率低下(Albrecht U et al.)
Efficacy and safety of a herbal medicinal product containing myrosinase and effects on resident microflora
グルコシノレート → イソチオシアネート変換のミロシナーゼ依存性・腸内細菌寄与・アブラナ科植物のバイオアベイラビリティを包括的レビュー(Holst B et al.)
Glucosinolate hydrolysis and bioavailability of resulting isothiocyanates: focus on glucoraphanin
大規模追跡研究で関連
コホート研究・観察研究
なぜ信頼できるか
大規模な集団を長期追跡した研究。「相関」は示せるが、RCTと違い因果関係の証明は難しい。
どの程度効果を期待できるか
一定の関連性は示されているが、RCTより不確実性が高い。補助的な位置づけが適切。
限界・注意点
生活習慣・食事などの交絡因子を完全に排除できない。単独で判断しないほうが良い。
このランクの成分をどう扱うか
他の成分で不足している軸を補う目的や、副作用が少ない成分なら試す価値がある。
エビデンスランクBです。コホート研究・大規模観察研究で根拠が確認されています。代表的な研究では「急性副鼻腔炎・気管支炎・尿路感染の小児・成人858名に Angocin(ホースラディッシュ80mg+ナスツルチウム200mg)×3-6回/日 vs 標準抗菌薬で症状改善同等・副作用率 Angocin 群で有意低(Goos KH et al.)」が示されています(Arzneimittelforschung (Drug Research)・2007年・858人対象)。口コミや広告ではなく、査読済み論文のみを根拠としています。
体の慢性炎症・免疫機能への対策を後回しにするほど、加齢とともに改善が難しくなる傾向があります。多くの研究で「早期からの継続的なアプローチ」が推奨されており、問題が顕在化してからでは対策の効果が限定的になることも少なくありません。今すぐ始めることと、数年後に始めることでは、長期的な結果に大きな差が生まれます。
特に次のような方に向いています:急性副鼻腔炎・気管支炎の補助(医師相談)、尿路感染(UTI)の補助療法、抗菌薬使用を減らしたい URI 罹患傾向者、アブラナ科グルコシノレート補給。逆に、すでに食事からこれらの栄養素を十分に摂取できている方や、該当する悩みがない方は優先度が下がります。まず自分が当てはまるかどうかを確認することが、失敗しない成分選びの出発点です。
論文で効果が確認されているのは80〜480 mg/日です。タイミングは「食後分割服用(GI 刺激軽減)」が推奨されています。この量を下回ると研究で示された効果が得られない可能性があります。市販品の中には有効量に満たないものもあるため、配合量の確認が重要です。
急性 URI 補助は1〜2週間。多くの方が数週間で諦めてしまいますが、研究で効果が確認されているのはいずれも継続使用が前提です。途中でやめてしまうと、蓄積されたはずの効果が失われる可能性があります。少なくとも研究期間と同程度の継続を目標に設定することを推奨します。
報告されている副作用:GI 不快感・胸焼け、皮膚発疹、稀に粘膜刺激。特に胃潰瘍・十二指腸潰瘍(粘膜刺激)、腎機能低下例(マスタード油代謝負担)、甲状腺疾患(ゴイトロゲン作用)、4歳未満の小児(粘膜刺激性)、妊娠・授乳(データ不足)の方は使用前に医師に相談してください。適切な用量・タイミングを守ることで、多くの方が問題なく使用できます。不安がある場合は医師・薬剤師への相談を推奨します。
甲状腺薬(レボチロキシン)との併用:併用には注意が必要です。ゴイトロゲン作用で甲状腺ホルモン産生抑制の理論的可能性 PPI・H2ブロッカー(胃酸抑制薬)との併用:経過観察が推奨されます。AITC の粘膜刺激と胃酸抑制の相互作用 服薬中の方は自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。
主活性成分(AITC)は共通・含量と規格化が異なるです。
【日本わさび(Wasabia japonica)】AITC 含有・主に薬味用途。
【ホースラディッシュ(Armoracia rusticana)】AITC 含有量がより高い・サプリ用規格化抽出可。
【まとめ】URI 補助目的は規格化ホースラディッシュ抽出物(Angocin 等)・日常消化器目的は日本わさび・本わさび薬味でも可。
軽度〜中等度 URI で補助 / 代替の選択肢です。
【背景】Goos 2007 非劣性 RCT で Angocin が抗菌薬同等・副作用低・特に小児では抗菌薬使用を減らす選択肢として欧州で活用。
【まとめ】軽度症状 → Angocin 等の補助薬・発熱>38.5℃ / 症状7日以上 / 細菌性副鼻腔炎疑い → 抗菌薬主軸で医師相談・腎盂腎炎疑いは即受診。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍は・避けるべき・胃弱者は食後分割・低用量からです。
【背景】AITC は粘膜刺激性・空腹時高用量で胸焼け・GI 不快感。
【まとめ】既往潰瘍・PPI 服用中は処方医相談・食後3回分割・初期1錠から漸増。
要注意(要医師相談)です。
【背景】アブラナ科植物のグルコシノレートはゴイトロゲン作用(甲状腺ホルモン産生抑制)の理論的可能性・特にヨウ素欠乏下で影響大。
【まとめ】甲状腺機能低下症・橋本病・甲状腺薬服用中は処方医相談・長期高用量は避ける。
急性 URI 補助で1〜2週間の使用が標準・長期データ少です。
【まとめ】急性副鼻腔炎・URI 補助は1-2週間・予防的長期摂取は推奨されない・再発予防は他アプローチ(ビタミンD・亜鉛)を主軸に。
副作用の可能性
注意が必要な方
添付文書・FDA警告・査読論文をもとに、併用に注意が必要な医薬品をまとめています。
甲状腺薬(レボチロキシン)
作用機序:ゴイトロゲン作用で甲状腺ホルモン産生抑制の理論的可能性
推奨行動:甲状腺薬服用中は処方医相談・甲状腺機能モニタリング
出典:NIH NCCIH Horseradish Fact Sheet
PPI・H2ブロッカー(胃酸抑制薬)
作用機序:AITC の粘膜刺激と胃酸抑制の相互作用
推奨行動:胃酸抑制薬服用中は GI 症状モニタリング
出典:Drugs.com Horseradish Interactions
該当する薬を服用中の方は、自己判断で併用せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。本項は一般的な情報提供であり、個別の診療・処方判断の代替ではありません。
上記の薬を服用中・体質的に併用できない方には、同じ悩みに対応しつつ同系統の薬剤干渉を持たない成分を選んでいます。
※ 候補は元成分と同じ系統の薬剤干渉を持たないものに限定していますが、各成分にも個別の注意事項があります。リンク先の飲み合わせ欄を必ず確認し、最終判断は医師・薬剤師にご相談ください。
有効量を確認する
1日80〜480mg/日を目安にする。この量が論文で効果を確認した用量。
タイミングと使い方
食後分割服用(GI 刺激軽減)
効果が出るまでの期間
急性 URI 補助は1〜2週間
この成分を一言で
ホースラディッシュ抽出物(西洋わさび)はコホート研究・大規模観察研究で体の慢性炎症・免疫機能への効果が確認されている成分です。特に 急性副鼻腔炎・気管支炎の補助(医師相談)・尿路感染(UTI)の補助療法 に向いています。始めるなら 80〜480mg/日を食後分割服用(GI 刺激軽減)から。効果の実感には急性 URI 補助は1〜2週間が目安です。なお、GI 不快感・胸焼けの報告があるため、体調に合わせて量を調整してください。
最終更新:2026-05-14 / 参照論文:3件
ホースラディッシュ抽出物(西洋わさび)と共通の悩み(体の慢性炎症・免疫機能)で推奨される成分
Vitamin D
メタ解析n=11,321で呼吸器感染リスク低下を確認(BMJ 2017)
Vitamin C (Oral)
欠乏すると壊血病が生じるほど確立された成分。Cochrane n=11,306で検証
Folic Acid / Folate
メタ解析n=2,398で認知機能スコア・ホモシステイン値の改善を確認
Probiotics
腸内環境・免疫機能への関与がRCTで確認されているが菌株特異性に注意
Zinc
ニキビ・皮膚の修復・免疫機能への関与がRCTで確認されている
EGCG (Epigallocatechin Gallate)
抗酸化・脂肪代謝・認知機能への関与がメタ解析で示されている