メラトニン
Melatonin
入眠時間短縮・時差ぼけへの効果がメタ解析で確認されている
研究で効くと確認されているメラトニンの量は、1日0.3〜1mg。 米国市販品の主流は3mg、5mg、10mg。 量を増やしても効果は伸びず、増えるのは翌朝の倦怠感と頭痛だけだ。
研究で効果が頭打ちになるメラトニンの量。米国市販品の3〜10mgは効果が伸びるのではなく、翌朝の倦怠感が増える(PLOS ONE 2013メタ解析・約1,700人を統合)
この記事の結論
価格の目安
不眠を整理しようとすると、まず4つの型にぶつかる。
研究で効果が確認されているサプリも、型に合わせて変える。ところが、店頭に並ぶ「睡眠サポート」サプリは、これを区別していない設計が多い。
もう1つの壁が、メラトニンだ。
日本ではメラトニンは医薬品扱いで、サプリとして国内では売られていない。個人で使うぶんには問題ないので、iHerb 等の海外サプリサイトから取り寄せるのが基本の入手経路になる。
米国の市販品で主流なのは3mg、5mg、10mg。
でも研究で効果が頭打ちになる量は、1日0.3〜1mgだ。多く飲んでも効果は伸びず、翌朝の倦怠感と頭痛が増えるだけ。市販の主流量と研究の用量に大きな差がある領域だ。
日本人の約5人に1人が、不眠を訴えるとされている(厚労省 健康日本21)。化粧品メーカーで開発をしていると、日々論文を読みあさる。その中で見えてきた「不眠サプリの選び方」を、3つの軸で整理した。
睡眠は「眠るタイミングのスイッチ」と「眠気の蓄積」の2つでコントロールされている。
サプリが介入できるのは、3つの経路だ。
それぞれ、研究で確認されている代表的な効果はこうなる。
約1,700人のデータを統合したメタ解析では、メラトニン0.3〜1mgで入眠時間が7分短縮、総睡眠時間が8分延長したと報告されている(PLOS ONE 2013)。時差ぼけ・交代勤務でも効果が確認されている(Cochrane 2002)。
ポイントは、効果が0.3〜1mgで頭打ちになることだ。3mg、5mg、10mgに増やしても効果は伸びない。米国の市販量と研究の用量には大きな差がある。
高齢者46人にマグネシウム グリシン酸キレート型を8週間飲ませた研究では、入眠時間・睡眠時間・睡眠効率が改善し、血中のメラトニン値も上がったと報告されている(J Res Med Sci 2012)。
「夜中に何度も目が覚める」「足のこむら返りで起きる」型に向く軸になる。
健康な人19人に、就寝前3gのグリシンを飲ませた研究では、翌朝の疲労感と眠気スコアが改善し、深い睡眠の質も上がったと報告されている(Sleep Biol Rhythms 2007)。
深部体温が下がると、脳が「眠る準備ができた」と判定する。「眠ったのに疲れが取れない」「眠りが浅い」熟眠困難型に向く軸だ。
実用的には、3つの軸を不眠の型で使い分ける。1日1回・2〜4週続けるのが評価の前提になる。
市販の「睡眠サポート」サプリだけでは、研究の用量に届かないことが多い。
布団に入ってもなかなか眠れない、寝つきが悪い状態が入眠困難型だ。
この型の中心はメラトニンになる。眠るタイミングを夜モードに切り替えるホルモンを、外から少しだけ補う。
組み合わせの目安:
研究例:
迷ったら、メラトニン1mgから始めるのが現実的な順番だ。
タイミングは就寝30〜60分前。「眠れないから飲む」ではなく「眠る準備として飲む」位置づけにする。
注意:日本ではメラトニンは医薬品扱いで、サプリとしての国内流通はない。個人で使うぶんは iHerb 等での個人輸入が前提になる。フルボキサミン(抗うつ薬)併用は血中濃度が大きく上がるため使えない。妊娠中・授乳中・自己免疫疾患・小児は医師相談が前提だ。
寝つきは悪くないのに、夜中に2〜3回目が覚める。足のこむら返りで起きる。そんな型が中途覚醒だ。
この型の中心はマグネシウム グリシン酸キレート型になる。神経と筋肉の興奮を鎮める。
組み合わせの目安:
研究例:
形態はグリシン酸キレート型が第一選択だ。
酸化型は便秘薬として使われる形態で、吸収率は低めになる。クエン酸型はコスパが良く、穏やかな緩下作用がある。睡眠目的ならグリシン酸キレート型が、吸収率と消化器への優しさで一段抜けている。
注意:抗菌薬(テトラサイクリン系・フルオロキノロン系)、甲状腺薬(レボチロキシン)、骨粗鬆症の薬(ビスホスホネート)と一緒に飲むと、これらの薬の吸収が落ちる。これらの薬を飲んでいる人は、2〜4時間ずらして飲む。腎機能が落ちている人は、医師相談が前提だ。
7〜8時間は寝ているはずなのに、朝の疲れが取れない。眠りが浅い。そんな型が熟眠困難だ。
この型の中心はグリシンになる。深部体温を下げて、深い睡眠の質を底上げする。
組み合わせの目安:
研究例:
仕組みはこうなる。グリシンは脊髄や脳幹で神経の興奮を鎮める働きをするアミノ酸だ。同時に、末梢の血管を広げて熱を逃がすので、深部体温が下がる。脳は深部体温が下がると「眠る準備ができた」と判定する。
メラトニン(眠るタイミング)、マグネシウム(神経筋鎮静)と作用層が違うので、3つを一緒に使っても重複ロスにならない。
注意:抗精神病薬の1つ「クロザピン」を飲んでいる人は、グリシンを併用しない(薬の効果が落ちる報告がある)。SSRI(フルオキセチン・パロキセチンなど)を飲んでいる人も医師相談が前提だ。
仕事のストレスで頭が休まらない。午後のカフェインが残って眠れない。そんな型は、ストレス起因の不眠だ。
この型はメラトニン・マグネシウム・グリシンの3つの軸とは別に、ストレス側のサプリを追加する。
組み合わせの目安:
研究例:
L-テアニンは緑茶のアミノ酸で、リラックス側に作用する。アシュワガンダはインドの伝統的なハーブで、ストレスホルモンを下げる方向に働く。
注意:アシュワガンダは妊娠中・授乳中・自己免疫疾患・甲状腺機能亢進の人は使えない。SSRI を飲んでいる人も医師相談が前提だ。L-テアニンは降圧薬と一緒に飲むと、血圧が下がりすぎる可能性がある。
カフェインの方も整える。14時以降のカフェイン摂取を控えるだけで、眠りの質が変わる人は多い。
「メラトニンは強い睡眠ホルモンだから、3mgや5mgのほうがよく眠れるはず」。よくある誤解だ。
研究で確認されているのは、逆の関係になる。
約1,700人を統合したメタ解析で、メラトニンの入眠時間短縮効果は0.3〜1mgで頭打ちになる(PLOS ONE 2013)。3mg、5mg、10mgに増やしても、効果は伸びない。
理由はシンプルだ。
メラトニン受容体(眠るタイミングを切り替えるスイッチ)は、0.3〜1mgで飽和する。これ以上飲んでも、受容体は「もう受け取れない」状態になる。
量を増やすと何が起きるか:
米国の市販品で3mg・5mg・10mgが主流なのは、研究の用量とは別の市場事情だ。「強いほうがよく効きそう」というイメージに合わせた製品設計になっている。
実用的には、Life Extension の0.3mg や、NOW Foods の1mg から始める。1mg錠は半分に割れる設計があるので、0.5mg からのスタートもできる。
「3mgで効かなかったから5mgに増やす」は、効果が伸びる方向ではなく、副作用が増える方向の選択になる。
ドラッグストアの「睡眠サポート」サプリで眠れている気がする。それも研究と照合すると、不十分なことが多い。
理由は3つある。
機能性表示食品の睡眠サポートで使われるテアニンは、ラベル表記で50〜100mg のことが多い。研究で確認されている量は200mg/日だ。
GABA は、経口で脳に届くかが論争中で、機能性表示食品のラベルにも28mg〜100mgが多い。研究で効果が確認されているメラトニン・グリシン・マグネシウム グリシン酸キレート型ほどの効果サイズは出にくい。
「テアニン+GABA+グリシン+ハーブ複合」のような配合は、それぞれの量が研究用量に届かないことがほとんどだ。少量を足しても、研究の用量にはならない。
日本のサプリは「睡眠の質の向上の機能性が報告されている」までが訴求の上限だ。「強力睡眠サポート」「不眠を改善」「眠れる」訴求は薬機法上で問題がある。
実用的な代替は、3つの軸を1本ずつ揃える形になる。
土台の3軸(合計月¥2,600前後):
NOW Foods Melatonin 1mg は、研究の用量0.3〜1mgの上限を1錠で再現できる規格。100錠で約3ヶ月分・月¥360前後。
時差ぼけ・短期不眠のRCT適正域0.5〜1mg・100錠で約3ヶ月分

NOW Foods
Melatonin 1mg (100 tablets)
¥12/日
月¥360・初期¥1,200〜
1錠1mgで、研究の用量0.3〜1mgの上限を正確に再現できる。スコア線入りの錠剤なので、半分に割って0.5mgからスタートもできる。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。100錠で約3ヶ月分、月¥360前後で、3つの軸のなかでもっともコスパが良い1本になる。
NOW Foods Magnesium Glycinate 100mg×180錠は、2錠で200mg(J Res Med Sci 2012 の使用量下限)になる。180錠で約3ヶ月分・月¥830前後。
グリシン酸キレート型100mg×180錠・吸収率優位の睡眠・PMS RCT用量

NOW Foods
Magnesium Glycinate 100mg × 180錠
¥28/日
月¥830・初期¥2,500〜
グリシン酸キレート型100mg×180錠で、2錠で200mgの研究使用量を満たす。酸化型と違い、消化器への刺激が少なく、吸収率も高い。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。180錠で約3ヶ月分、月¥830前後で、就寝前1〜2時間の運用に向く。
NOW Foods Glycine 1000mg は、3カプセルで3g(Sleep Biol Rhythms 2007 RCT の用量)になる。100粒で約1ヶ月分・月¥1,440前後。
睡眠RCT用量3g/日を3カプセルで・Yamadera 2007 で深睡眠の質改善が確認された用量

NOW Foods
Glycine 1000mg (100 caps)
¥48/日
月¥1,440・初期¥1,600〜
1カプセル1000mgで、3粒で3gの研究使用量を正確に再現できる。NOW Foods は自社GMP・第三者検査済みで、品質も安定している。
100粒で約1ヶ月分、月¥1,440前後。粉末タイプを選べばコスパはさらに下げられるが、カプセル型は持ち運びと量の調整が楽な選択になる。
ストレス側を上乗せするなら、4軸目を追加(合計月¥3,000前後):
NOW Foods Double Strength L-Theanine 200mg は、1カプセルで研究使用量を満たす規格。120粒で約4ヶ月分・月¥600前後。
1カプセル200mgで Suntheanine®(特許取得L-テアニン)・カフェイン併用RCT用量

NOW Foods
Double Strength L-Theanine 200mg (120 caps)
¥20/日
月¥600・初期¥2,400〜
1カプセル200mgで、研究使用量を1粒で再現できる。Suntheanine(特許取得L-テアニン)使用で品質が安定している。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。120粒で約4ヶ月分、月¥600前後。緑茶を毎日飲んでいる人にとっては、成分単独で取れる選択肢になる。
「サプリだから誰でも安全」も、よくある誤解だ。
不眠サプリには、自己判断で飲むのを避けるべき組み合わせが、はっきりある。
これらの薬を飲んでいる人は、サプリの服用前後を2〜4時間ずらす。
睡眠薬(ゾルピデム/マイスリー・エスゾピクロン/ルネスタ・ベンゾ系・スボレキサント/ベルソムラ・レンボレキサント/デエビゴ)と一緒に飲むと、過鎮静のリスクがある。主治医への相談が前提だ。
順番として正しいのはこうなる:
化粧品の開発現場では「睡眠と肌の質はつながっている」と整理されている。
仕組みは3つある。
研究例:
実用的な順番:
「ナイトケアコスメで肌を再生する」訴求の本質は、化粧品の成分そのものより、睡眠中の自然な再生プロセスを邪魔しないバリア維持・保湿サポートにある。
化粧品の役割は皮膚バリア・保湿・紫外線対策・色素沈着対策が中心で、睡眠リズムへの直接介入は皮膚外用の領域を超える。眠れていないなら、外側のスキンケアより内側の睡眠を整えるほうが、結果が早い。
不眠サプリ選びの順番は、5ステップで決まる。
サプリの前に、生活側を整える。
これだけで眠れるようになる人は、サプリ前にここで止める。
複数の型が混ざる場合は、いちばん困っている主訴で軸を決める。
NOW Foods Melatonin 1mg は、研究の用量0.3〜1mgの上限を1錠で再現できる規格。100錠で約3ヶ月分・月¥360前後。
時差ぼけ・短期不眠のRCT適正域0.5〜1mg・100錠で約3ヶ月分

NOW Foods
Melatonin 1mg (100 tablets)
¥12/日
月¥360・初期¥1,200〜
1錠1mgで、研究の用量0.3〜1mgの上限を正確に再現できる。スコア線入りの錠剤なので、半分に割って0.5mgからスタートもできる。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。100錠で約3ヶ月分、月¥360前後で、3つの軸のなかでもっともコスパが良い1本になる。
入眠困難型ならメラトニン1mgから。就寝30〜60分前に飲む。
NOW Foods Magnesium Glycinate 100mg×180錠は、2錠で200mg(J Res Med Sci 2012 の使用量下限)になる。180錠で約3ヶ月分・月¥830前後。
グリシン酸キレート型100mg×180錠・吸収率優位の睡眠・PMS RCT用量

NOW Foods
Magnesium Glycinate 100mg × 180錠
¥28/日
月¥830・初期¥2,500〜
グリシン酸キレート型100mg×180錠で、2錠で200mgの研究使用量を満たす。酸化型と違い、消化器への刺激が少なく、吸収率も高い。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。180錠で約3ヶ月分、月¥830前後で、就寝前1〜2時間の運用に向く。
中途覚醒型ならマグネシウム グリシン酸キレート型200mgから。就寝1〜2時間前に飲む。
NOW Foods Glycine 1000mg は、3カプセルで3g(Sleep Biol Rhythms 2007 RCT の用量)になる。100粒で約1ヶ月分・月¥1,440前後。
睡眠RCT用量3g/日を3カプセルで・Yamadera 2007 で深睡眠の質改善が確認された用量

NOW Foods
Glycine 1000mg (100 caps)
¥48/日
月¥1,440・初期¥1,600〜
1カプセル1000mgで、3粒で3gの研究使用量を正確に再現できる。NOW Foods は自社GMP・第三者検査済みで、品質も安定している。
100粒で約1ヶ月分、月¥1,440前後。粉末タイプを選べばコスパはさらに下げられるが、カプセル型は持ち運びと量の調整が楽な選択になる。
熟眠困難型ならグリシン3gから。就寝30分前に飲む。
メラトニンは1回目から入眠時間の変化を感じる人もいるが、本格的な評価は2週続けてから。マグネシウムとグリシンは、2〜4週の継続が研究の前提だ。
評価して効果が乏しいときは、量を増やすのではなく、別の軸に切り替える。メラトニンを3mgに増やすのは、副作用が増える方向の選択になる。
NOW Foods Double Strength L-Theanine 200mg は、1カプセルで研究使用量を満たす規格。120粒で約4ヶ月分・月¥600前後。
1カプセル200mgで Suntheanine®(特許取得L-テアニン)・カフェイン併用RCT用量

NOW Foods
Double Strength L-Theanine 200mg (120 caps)
¥20/日
月¥600・初期¥2,400〜
1カプセル200mgで、研究使用量を1粒で再現できる。Suntheanine(特許取得L-テアニン)使用で品質が安定している。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。120粒で約4ヶ月分、月¥600前後。緑茶を毎日飲んでいる人にとっては、成分単独で取れる選択肢になる。
ストレスで頭が休まらないタイプは、L-テアニン200mgを夜のメラトニンと一緒に使う。アシュワガンダ300〜600mg(KSM-66規格)も選択肢になる。
不眠の型別に4つの組み合わせで整理する。
NOW Foods Melatonin 1mg は、研究の用量0.3〜1mgの上限を1錠で再現できる規格。100錠で約3ヶ月分・月¥360前後。
時差ぼけ・短期不眠のRCT適正域0.5〜1mg・100錠で約3ヶ月分

NOW Foods
Melatonin 1mg (100 tablets)
¥12/日
月¥360・初期¥1,200〜
1錠1mgで、研究の用量0.3〜1mgの上限を正確に再現できる。スコア線入りの錠剤なので、半分に割って0.5mgからスタートもできる。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。100錠で約3ヶ月分、月¥360前後で、3つの軸のなかでもっともコスパが良い1本になる。
NOW Foods Melatonin 1mg は、研究の用量0.3〜1mgの上限を1錠で再現できる。100錠で約3ヶ月分、月¥360前後で続けられる。3mg・5mgに増やす必要はない。
NOW Foods Magnesium Glycinate 100mg×180錠は、2錠で200mg(J Res Med Sci 2012 の使用量下限)になる。180錠で約3ヶ月分・月¥830前後。
グリシン酸キレート型100mg×180錠・吸収率優位の睡眠・PMS RCT用量

NOW Foods
Magnesium Glycinate 100mg × 180錠
¥28/日
月¥830・初期¥2,500〜
グリシン酸キレート型100mg×180錠で、2錠で200mgの研究使用量を満たす。酸化型と違い、消化器への刺激が少なく、吸収率も高い。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。180錠で約3ヶ月分、月¥830前後で、就寝前1〜2時間の運用に向く。
NOW Foods Magnesium Glycinate 100mg×180錠は、2錠で200mg(研究使用量の下限)になる。180錠で約3ヶ月分、月¥830前後で続けられる。
NOW Foods Glycine 1000mg は、3カプセルで3g(Sleep Biol Rhythms 2007 RCT の用量)になる。100粒で約1ヶ月分・月¥1,440前後。
睡眠RCT用量3g/日を3カプセルで・Yamadera 2007 で深睡眠の質改善が確認された用量

NOW Foods
Glycine 1000mg (100 caps)
¥48/日
月¥1,440・初期¥1,600〜
1カプセル1000mgで、3粒で3gの研究使用量を正確に再現できる。NOW Foods は自社GMP・第三者検査済みで、品質も安定している。
100粒で約1ヶ月分、月¥1,440前後。粉末タイプを選べばコスパはさらに下げられるが、カプセル型は持ち運びと量の調整が楽な選択になる。
NOW Foods Glycine 1000mg は、3カプセルで3g(Sleep Biol Rhythms 2007 RCT の用量)になる。100粒で約1ヶ月分、月¥1,440前後。粉末タイプを選べばコスパはさらに下げられる。
NOW Foods Double Strength L-Theanine 200mg は、1カプセルで研究使用量を満たす規格。120粒で約4ヶ月分・月¥600前後。
1カプセル200mgで Suntheanine®(特許取得L-テアニン)・カフェイン併用RCT用量

NOW Foods
Double Strength L-Theanine 200mg (120 caps)
¥20/日
月¥600・初期¥2,400〜
1カプセル200mgで、研究使用量を1粒で再現できる。Suntheanine(特許取得L-テアニン)使用で品質が安定している。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済み。120粒で約4ヶ月分、月¥600前後。緑茶を毎日飲んでいる人にとっては、成分単独で取れる選択肢になる。
NOW Foods Double Strength L-Theanine 200mg は、1カプセルで研究使用量を満たす。120粒で約4ヶ月分、月¥600前後。Suntheanine(特許取得L-テアニン)使用で品質が安定している。
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迷ったら、まず A(メラトニン1mg)から始める。
サプリは「眠気を増やす道具」ではなく「眠る準備を整える道具」だ。3〜5mgに増やしても効果は伸びず、副作用だけが増える。低用量で1〜2週試して、合わないと感じたら別の軸に切り替えるのが、現実的な順番になる。
3週間以上続く慢性不眠、うつ症状や不安症状を伴う不眠、いびきと日中の強い眠気を伴う不眠(睡眠時無呼吸症候群の疑い)は、睡眠外来・精神科・心療内科の領域だ。サプリで対処せず、受診を優先する。
メラトニンは、夜に脳から分泌される「眠る準備のホルモン」だ。
サプリで外から少しだけ補うと、眠るタイミングを夜モードに切り替える働きが底上げできる。
研究で確認されていること:
1日の目安は0.3〜1mg。就寝30〜60分前に飲む。
ポイントは、効果が0.3〜1mgで頭打ちになることだ。米国の市販品は3mg、5mg、10mgが主流だが、増やしても効果は伸びず、翌朝の倦怠感と頭痛だけが増える。
注意:日本では医薬品扱いで、サプリとしての国内流通はない。個人で使うぶんは iHerb 等での個人輸入が前提。フルボキサミン(抗うつ薬)併用は血中濃度が大きく上がるため使えない。妊娠中・授乳中・自己免疫疾患・小児は医師相談が前提だ。
マグネシウム グリシン酸キレート型は、神経と筋肉の興奮を鎮めるミネラルだ。
300以上の体内の反応に関わるが、睡眠の文脈では「興奮性神経のスイッチを下げる」働きが中心になる。
研究で確認されていること:
1日の目安は200〜400mg(元素マグネシウム量)。就寝1〜2時間前に飲む。
形態はグリシン酸キレート型が第一選択。酸化型は便秘薬として使われる形態で吸収率は低めになる。クエン酸型はコスパが良く、穏やかな緩下作用がある。
注意:抗菌薬(テトラサイクリン系・フルオロキノロン系)、甲状腺薬、骨粗鬆症の薬と一緒に飲むと、これらの薬の吸収が落ちる。2〜4時間ずらして飲む。腎機能が落ちている人は医師相談が前提だ。
グリシンは、もっとも小さなアミノ酸だ。
睡眠の文脈での働きは2つある。脊髄や脳幹で神経の興奮を鎮め、同時に末梢の血管を広げて熱を逃がし、深部体温を下げる。
研究で確認されていること:
1日の目安は3g。就寝30分前に飲む。
深部体温が下がると、脳が「眠る準備ができた」と判定する。「眠ったのに疲れが取れない」「眠りが浅い」熟眠困難型に向く軸になる。
メラトニン(眠るタイミング)、マグネシウム(神経筋鎮静)と作用層が違うので、3つを一緒に使っても重複ロスにならない。
注意:クロザピン(抗精神病薬)を飲んでいる人は併用不可(薬の効果が落ちる報告がある)。SSRI を飲んでいる人も医師相談が前提だ。
L-テアニンは、緑茶に含まれるアミノ酸だ。
覚醒したままリラックスする状態(α波の増加)に関与する。「眠気を増やす」ではなく「ストレスを下げて眠りやすくする」位置づけだ。
研究で確認されていること:
1日の目安は200mg。睡眠目的なら就寝1時間前に飲む。日中のストレス目的なら朝〜午後でも使える。
メラトニン・マグネシウム・グリシンの3軸とは作用層が違う「ストレス側の軸」として、ストレス起因の眠れなさに向く。
注意:降圧薬と一緒に飲むと血圧が下がりすぎる可能性がある。妊娠中・授乳中は医師相談が前提だ。
アシュワガンダは、インドの伝統医学(アーユルヴェーダ)で使われてきたハーブだ。
ストレスホルモン(コルチゾール)を下げる方向に働く「アダプトゲン」と呼ばれる存在になる。
研究で確認されていること:
1日の目安は300〜600mg。KSM-66規格(特許取得の標準化エキス)が研究で最もよく使われている。夜間摂取が多い。
慢性的なストレスで眠れないタイプに向く。L-テアニン(急性ストレスの軽減)と作用の時間軸が違う。
注意:妊娠中・授乳中・自己免疫疾患・甲状腺機能亢進の人は使えない。SSRI を飲んでいる人も医師相談が前提だ。
NOW Foods KSM-66 Ashwagandha 600mg は、研究の使用量上限を1錠でカバーできる規格。
KSM-66エキス600mg・コルチゾール−27.9%のRCTで使われた用量を1カプセルでカバー

NOW Foods
KSM-66 Ashwagandha 600mg
¥36/日
月¥1,070・初期¥3,200〜
KSM-66(特許取得の標準化エキス)規格を、1錠600mgで再現できる。慢性ストレス側の不眠に向く1本になる。
NOW Foods は自社GMP・第三者検査済みで、品質も安定している。L-テアニンと一緒に使うのは作用の時間軸(急性 vs 慢性)が違うため、目的別に使い分ける。
研究で効果が頭打ちになる量は、1日0.3〜1mg。3mgや5mgに増やしても、効果は伸びない。 約1,700人を統合したメタ解析(PLOS ONE 2013)で、メラトニンの入眠時間短縮効果は0.3〜1mgで頭打ちになることが報告されている。メラトニン受容体(眠るタイミングを切り替えるスイッチ)は0.3〜1mgで飽和するためだ。 量を増やすと起きること: - 翌朝の倦怠感が増える - 頭痛・悪夢が出やすくなる - 午前中の眠気が残る 米国の市販品で3mg・5mg・10mgが主流なのは、研究の用量とは別の市場事情だ。「強いほうがよく効きそう」のイメージに合わせた製品設計になっている。 日本人で初めて使う人は、NOW Foods Melatonin 1mg(スコア線入りで半分に割れる)か Life Extension Melatonin 0.3mg から始めるのが現実的な順番。日本ではメラトニンは医薬品扱いで、サプリとしての国内流通はないため、iHerb 等の個人輸入が前提になる。
不眠の型で軸が決まる。 - 寝つきが悪い(入眠困難)→ メラトニン1mg・就寝30〜60分前 - 夜中に何度も目が覚める・足のこむら返り → マグネシウム グリシン酸キレート型200mg・就寝1〜2時間前 - 眠った気がしない・翌朝の疲れが取れない → グリシン3g・就寝30分前 - ストレスで頭が休まらない・カフェイン残り → L-テアニン200mg を追加 3軸はそれぞれ作用層が違う(眠るタイミング・神経筋鎮静・深部体温低下)ので、一緒に使っても重複ロスにはならない。3つを揃えても月¥2,600前後で運用できる。 迷ったら、メラトニン1mgから始めるのが現実的な順番だ。即効性があり、コスパも最も良い軸になる。
配合製品は、それぞれの成分の量が研究用量に届かないことが多い。 機能性表示食品のテアニンは50〜100mg のラベルが多く、研究の200mg/日には届かない設計だ。GABA は経口で脳に届くかが論争中で、機能性表示食品の28〜100mgでは効果サイズが小さい位置づけになる。 複合サプリのデメリットは「足し算が成立しない」ことだ。 - テアニン50mg + GABA 50mg + グリシン100mg を1本に詰めても、それぞれが研究用量に届かない - 結果として、効果サイズが研究より小さくなる 効果サイズで選ぶなら、メラトニン1mg・グリシン3g・マグネシウム グリシン酸キレート型200mgの単独サプリを、不眠の型に合わせて使い分けるほうが、研究の用量に正確に届く。 バレリアン・カモミール・パッションフラワーのハーブ系は、軽度の睡眠改善は報告ありだが、効果サイズはメラトニンより小さい位置づけになる。
メラトニンは1回目から入眠時間の変化を感じる人も多いが、本格的な評価は2週間続けてからになる。 マグネシウムとグリシンは、2〜4週の継続が研究の前提だ。 - メラトニン:1回目〜2週で評価 - マグネシウム:4〜8週で評価 - グリシン:1〜2週で短期、4週で安定評価 注意点が2つある。 1つ目は、メラトニンが「効かない」と感じた場合の対処は、量を増やすことではなく、睡眠衛生(就寝前のスマホ・カフェイン・アルコール・寝室環境)の見直しになることだ。3〜5mgへの増量は、副作用が増える方向の選択になる。 2つ目は、4週試して効果が乏しい場合、慢性不眠症・うつ病/不安障害併存・睡眠時無呼吸症候群などの医療領域の可能性があることだ。睡眠外来・精神科の受診を検討する。
サプリで対処せず、医療機関に相談すべきケースは明確だ。 - 不眠が3週間以上続き、日中の生活機能(仕事・学業・家事)に影響している → 慢性不眠症の可能性で睡眠外来・精神科・心療内科を受診。認知行動療法(CBT-I)は薬物療法より長期効果が高いことが研究で示されている - うつ症状・不安症状・気分の落ち込み・興味喪失・自殺念慮を伴う不眠 → うつ病・不安障害併存型で精神科受診が前提 - いびき・日中の強い眠気・無呼吸を指摘されたことがある → 睡眠時無呼吸症候群の可能性で睡眠外来での検査が前提 - 妊娠中・授乳中の不眠 → 産後うつ・甲状腺機能異常などの可能性があり、産婦人科主治医相談が前提 - 睡眠薬・抗精神病薬を服用中 → 主治医・薬剤師への相談前のサプリ自己判断追加は避ける 慢性不眠は、サプリで対処する領域ではなく、専門治療への接続が前提になる。
自己判断は避けて、必ず主治医・薬剤師に相談する。 避けるべき組み合わせ: - フルボキサミン(抗うつ薬・ルボックス/デプロメール)+ メラトニン → メラトニンの血中濃度が大きく上がる報告があり、過鎮静のリスクで自己判断使用不可 - 他の SSRI/SNRI + メラトニン/グリシン → セロトニン経路への影響が懸念されるため医師相談 - ワルファリン(抗凝固薬)・抗血小板薬 + メラトニン → 出血リスクのモニタリングが前提 - 睡眠薬(ゾルピデム/マイスリー・エスゾピクロン/ルネスタ・ベンゾ系・スボレキサント/ベルソムラ・レンボレキサント/デエビゴ)+ サプリ → 過鎮静リスクで医師相談 - クロザピン + グリシン → 薬の効果が落ちる報告があり、併用不可 - 経口避妊薬・糖尿病薬・降圧薬 + メラトニン → 医師相談が必要 薬を飲んでいる場合は、サプリの自己判断追加は避けて、主治医・薬剤師との相談を優先する。
化粧品開発の現場では「睡眠と肌の質はつながっている」と整理されている。 仕組みは3つある。 - 肌のターンオーバーとコラーゲン合成は、深い睡眠(徐波睡眠)の時間帯に集中する - 成長ホルモンの分泌の大半が、入眠後最初の3時間に起こる - ストレスホルモン(コルチゾール)が下がらないと、肌の炎症が引きにくい 実用的な順番: - 内側:不眠の型に合わせてメラトニン・マグネシウム・グリシンを使い分け(月¥2,600前後) - 外側:セラミド・ヒアルロン酸・ナイアシンアミドで肌バリアを補強 - 紫外線対策:SPF50+/PA++++ 「ナイトケアコスメで肌を再生する」訴求の本質は、化粧品の成分そのものより、睡眠中の自然な再生プロセスを邪魔しないバリア維持・保湿サポートにある。化粧品の役割は皮膚バリア・保湿・紫外線対策・色素沈着対策が中心で、睡眠リズムへの直接介入は皮膚外用の領域を超える。 眠れていないなら、外側のスキンケアより内側の睡眠を整えるほうが、結果が早いというのが論文・現場の両方からの整理になる。
この記事の成分、あなたに足りているか診断しますか?
この記事で取り上げた5成分を診断に一括追加します。 抗老化・肌・脳・ストレス・睡眠・免疫・代謝の7軸で、どの軸をこの記事の成分が埋めるかが分かります。
Melatonin
入眠時間短縮・時差ぼけへの効果がメタ解析で確認されている
Magnesium Glycinate
吸収率が高く胃腸への負担が少ないマグネシウム形態。睡眠・ストレスへのエビデンスが最も充実している
Magnesium
日本人の平均摂取量は推奨量より約100mg/日不足。睡眠の質改善のRCTあり
Glycine
睡眠の質・深睡眠の増加がRCTで確認されているアミノ酸
L-Theanine
リラックス・ストレス軽減・睡眠の質への関与がRCTで確認されている
Ashwagandha
コルチゾール−27.9%・8週RCTで確認されたストレス指標の改善
執筆:SciBase 編集者
化粧品メーカー現役研究者
査読済み論文のみを参照し、メタ解析・RCT を中心に成分エビデンスを評価しています。 業界倫理上、勤務先社名は開示していません。
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