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論文エビデンス比較

葉酸 vs メチルフォレート(5-MTHF)|論文で比較・どっちが効く?併用OK?

「どっちがいいか」は口コミではなく、査読済み論文で判断する。 月¥2,000-15,000のサプリ代より、間違った成分を3-6ヶ月続ける時間損失のほうが取り返しにくい。

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30秒でわかる結論

総合おすすめ: 目的・悩みに応じて選択目的・悩みに応じて選択

エビデンス: 葉酸が上(メタ解析・SR vs RCT

葉酸向き: 妊活中・妊娠初期(受精前1ヶ月-妊娠12週)の女性・MTHFR多型検査陽性者

メチルフォレート(5-MTHF)向き: MTHFR C677T/A1298C 多型既往(遺伝子検査陽性)

月コスト目安: 葉酸 ¥500

あなたの目的で選ぶ

両成分とも論文の裏付けがあり、悩み・体質・予算で使い分けます。下のカードであなたに近いほうをタップしてください。

論文エビデンスによる評決

メタ解析・SR
S
葉酸
4軸で優位
RCT
A
メチルフォレート(5-MTHF)
2軸で優位

エビデンスの強さ:葉酸が上回ります。ただし成分の「強さ」は目的によって変わります。下の比較で確認してください。

成分の基本情報

S複数の比較試験で確認論文 1

葉酸

Folic Acid / Folate

メタ解析n=2,398で認知機能スコア・ホモシステイン値の改善を確認

代表的な研究

Ageing Research Reviews2016n=2,398メタ解析

葉酸補充により認知機能スコアとホモシステイン値が有意に改善(p<0.05)。特に高齢者で効果が顕著

A厳密な比較試験で確認論文 3

メチルフォレート(5-MTHF)

Methylfolate (5-MTHF / L-5-MTHF)

MTHFR 多型でも吸収・活性型葉酸・SSRI 抵抗うつアドオン

代表的な研究

American Journal of Psychiatry2012n=148RCT

SSRI 抵抗うつ患者148名に L-メチルフォレート 15mg/日 vs プラセボアドオン×12週で HAM-D 寛解率有意改善・MTHFR 多型例で効果顕著(Papakostas GI et al.)

Clinical Pharmacokinetics2010メタ解析

5-MTHF は folic acid と比較して血漿活性葉酸濃度を 70〜80% 高く・MTHFR 多型でも吸収影響なし(Pietrzik K et al.)

Reviews in Obstetrics and Gynecology2011観察

MTHFR 多型妊婦への 5-MTHF 補給は folic acid より神経管閉鎖不全予防効果が安定・妊娠中のうつ・流産リスク低下傾向(Greenberg JA et al.)

7軸スコア比較

太い数字の軸がその成分の強み。自分が重視する軸で選ぶ。

差が大きい軸(上位4軸)
葉酸
メチルフォレート(5-MTHF)
🧠脳・認知
7.0
4.0
代謝・エネルギー
7.0
4.0
🛡️免疫・炎症
5.0
2.0
🔬抗老化
5.0
4.0
残り3軸(差が小さい軸)を見る
🧘ストレス
2.0
3.0
🌙睡眠・回復
1.0
2.0
🌿肌老化
2.0
2.0

差が大きい軸ほど上に表示。スコアが高い方(太字)がその軸でエビデンスの強い成分

あなたの悩みにはどちらが向いているか

自分の悩みカテゴリをクリックすると詳しく確認できます

両方がカバーする悩み(どちらでも対応)

共通の悩みに対しては、エビデンスの強い 葉酸を優先する選択肢があります。

有効量・コスト比較

葉酸

有効量
400〜800 μg/日
タイミング
食事と一緒に摂取。ビタミンB12と併用が推奨
継続期間
継続的な摂取が必要。効果は数ヶ月単位で確認
月コスト
¥500

メチルフォレート(5-MTHF)

有効量
400〜1000 μg/日
タイミング
朝食時に水で・脂溶性ではないため食事影響少
継続期間
4〜12週で評価(うつアドオン)

葉酸メチルフォレート(5-MTHF)は一緒に使える?

両成分は血管・循環という共通の悩みをカバーしますが、カバーする軸が異なります。「どちらか一方」ではなく「それぞれの役割分担」で組み合わせるアプローチが、より網羅的なカバーを実現します。

今のサプリと組み合わせて診断する

比較が終わったら → 7軸カバー状況を確認する

今のサプリが何軸をカバーしているか分かる。不足している軸が明確になる。

葉酸

メチルフォレート(5-MTHF)

診断結果を見る(7軸レーダーチャート)

よくある質問

Q. 葉酸と活性型メチル葉酸の違いは?

両者ともDNA合成・神経管閉鎖障害(NTD)予防・メチル化サイクル補酵素として機能するが代謝経路と推奨される対象層が異なる。

葉酸(モノグルタミン酸型・合成プテロイルモノグルタミン酸)(400-800μg/日)は厚労省2000年通知の唯一の公的言及対象でMRC 1991 Lancet RCT n=1,817のNTD再発リスク72%減・Czeizel 1992 NEJM RCT n=4,753の初発リスク低減のエビデンス基盤。

ただし体内でMTHFR酵素により5-MTHFに変換が必要。

活性型メチル葉酸(5-MTHF・L-メチルフォレート)(Quatrefolic®/Metafolin®規格・400-800μg/日)はMTHFR C677T遺伝子多型(日本人10-15%・ホモ接合体5-7%)保持者でMTHFR酵素活性が低下し合成葉酸→5-MTHF変換効率が下がるため、5-MTHF直接補給が論文上で合理的(Pietrzik 2010 Clin Pharmacokinetで5-MTHFの方が血中濃度上昇が早い・Servy 2014で不育症の5-MTHF優位報告)。「妊活/妊娠中の標準→モノグルタミン酸型/MTHFR遺伝子検査陽性・不育症既往・ホモシステイン高値→5-MTHF」の選び分け。

Q. 用量・形態の選び方は?MTHFR遺伝子検査どうする?

【モノグルタミン酸型 葉酸】400-800μg/日が論文用量再現(MRC 1991・Czeizel 1992・厚労省妊婦推奨400μg/日)。

Now Foods Folic Acid 400μg / Nature Made Folic Acid / DHC 葉酸等、月¥200-500(最安)。

NTD既往妊娠歴ありは4mg/日(処方葉酸 フォリアミン®)医師処方。

【活性型メチル葉酸 5-MTHF】400-800μg/日。

🚨Quatrefolic®(Gnosis Bio Inc・USA・グルコサミン塩)/Metafolin®(Merck KGaA・ドイツ・カルシウム塩)規格化原料が論文用量再現の前提。

Q. 妊活・妊娠中はどっち優先?値段差は意味ある?

【標準的妊活・妊娠(NTD既往なし・MTHFR検査未実施)】=モノグルタミン酸型葉酸400-800μg/日主軸(厚労省2000年通知の唯一の公的言及対象・MRC 1991/Czeizel 1992の最強RCT基盤・コスパ¥200-500/月)、妊娠1ヶ月前-12週は必須。

ピジョン葉酸/ベルタ葉酸/エレビット/DHC葉酸等の妊活総合サプリでも400μg含有が標準。

【NTD既往妊娠歴・MTHFR遺伝子検査陽性・不育症既往・反復流産・ホモシステイン高値・40歳以上妊活・抗てんかん薬服用】=活性型メチル葉酸 5-MTHF 400-800μg/日主軸(Servy 2014・Pietrzik 2010で5-MTHF優位報告)。

月¥1,000-2,500の高コストに見合う妥当選択。

🚨遺伝外来・不育症外来の医師相談下。

🚨葉酸1mg/日超の長期摂取はビタミンB12欠乏マスキング・神経症状進行リスクでB12 500-1,000μg/日併用・血液検査年1回(CBC・MCV・血清B12・葉酸)の進め方。

Q. 併用注意は?抗てんかん薬・がん治療中は?

【両形態共通】①🚨抗てんかん薬(フェニトイン・カルバマゼピン・バルプロ酸・フェノバルビタール)併用で血中濃度低下・葉酸欠乏リスク(医師管理下で1-5mg/日処方葉酸補充検討)。

②🚨メトトレキサート(リウマチ・乾癬・癌治療)併用で5mg/日以上は理論的に抗腫瘍効果減弱・低用量1mg/日週1回は副作用軽減目的で皮膚科/リウマチ科/腫瘍内科判断下。

③🚨葉酸1mg/日超長期摂取はB12欠乏マスキング(ベジタリアン/ヴィーガン/PPI長期/胃切除既往は特にB12不足リスク高)。

④メトホルミン長期でB12吸収阻害。

⑤一部研究で前立腺癌進行リスク上昇報告(Figueiredo 2009 J Natl Cancer Inst・1mg/日超の長期高用量・50歳以上男性caution)。

⑥スルファサラジン(リウマチ・IBD)・トリメトプリム(抗菌薬)・ピリメタミン(抗マラリア薬)併用で吸収阻害・葉酸欠乏monitor、⑦稀に消化器症状・アレルギー。

⑧妊娠中・授乳中は標準量400-800μg/日安全。「妊娠成立する」「不妊が治る」「不育症が治る」断定は薬機法/景表法NG・🚨医療領域。

Q. 効果が出るまでと評価のタイミングは?

【NTD予防】=妊娠1ヶ月前-12週の継続摂取が必須(MRC 1991でNTD再発リスク72%減)、評価指標=血清葉酸・赤血球葉酸(年1回採血推奨)・ホモシステイン。

【認知機能・抗加齢】=24週で評価(Smith 2010 PLOS One VITACOG RCT n=271 葉酸0.8mg+B6 20mg+B12 0.5mg/日×24週で軽度認知障害の脳萎縮率50%以上減少・Ageing Research Reviews 2016 メタ n=2,398)、評価指標=認知機能テスト(MMSE/MoCA)・ホモシステイン・血清葉酸・血清B12。

【不育症】=24週以上の継続評価。

🚨不育症は不育症外来・婦人科第一選択(抗リン脂質抗体症候群・染色体異常・甲状腺機能異常・子宮形態異常・凝固因子異常・MTHFR遺伝子多型の総合評価)。

効果限定的なら①MTHFR遺伝子検査(5-MTHF切替判断)/②B12併用追加(500-1,000μg/日 メチルコバラミン)/③ホモシステイン採血(>15μmol/Lは多剤介入)/④🚨婦人科/遺伝外来/不育症外来受診/⑤生活軸(飲酒NG・禁煙・葉酸食 緑黄色野菜・豆類・柑橘類)が次の段階。

Q. 葉酸とメチルフォレート(5-MTHF)はどちらが効果がありますか?

論文エビデンスの強さでは葉酸(メタ解析・SR)が上回ります。ただし用途が異なるため、目的・悩みに応じた選択が重要です。

Q. 葉酸とメチルフォレート(5-MTHF)の違いは何ですか?

主な違いは①カバーする悩みカテゴリ(葉酸:疲れやすい・認知・集中力、メチルフォレート(5-MTHF):長寿・細胞老化・気分の落ち込み・憂うつ)、②エビデンスの種類(葉酸:メタ解析・SR、メチルフォレート(5-MTHF):RCT)の2点です。

Q. 葉酸とメチルフォレート(5-MTHF)は一緒に飲んでも大丈夫ですか?

両成分は異なるメカニズムで機能するため、一般に組み合わせ使用が検討されます。ただし相互作用の研究は限られているため、医師・薬剤師への相談を推奨します。

Q. 葉酸とメチルフォレート(5-MTHF)の副作用のリスクはどちらが低いですか?

葉酸の主な副作用:高用量(1mg以上)でビタミンB12欠乏を隠蔽する可能性。 メチルフォレート(5-MTHF)の主な副作用:不眠(高用量時)、焦燥感。 いずれも適切な用量・タイミングを守ることで多くの方が問題なく使用できます。持病がある方は使用前に医師に相談してください。

Q. 葉酸とメチルフォレート(5-MTHF)はどちらがコスパが良いですか?

葉酸は月あたり約¥500。ただしコスパは「継続できるか」と「目的に合っているか」で判断することが重要です。

本ページの情報は医療的アドバイスを提供するものではありません。 掲載内容は査読済み論文に基づく研究情報の提供を目的としており、 特定成分・商品の効果・効能を保証するものではありません。 持病・服薬中の方は使用前に医師・薬剤師にご相談ください。エビデンス評価基準について →